二階伸康氏が衆院選出馬を表明「世襲」「裏金事件」に対し語ったこと

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勝部真一
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 自民党二階俊博元幹事長の三男で、秘書の伸康氏(46)が17日、和歌山県田辺市で記者会見を開き、次期衆院選和歌山2区から立候補する意向を表明した。2区には、前県議で新顔の楠本文郎氏(69)も共産党公認での立候補を表明している。

 二階伸康氏は、自民党派閥の裏金事件で次期衆院選に立候補しないことを決めた父の「後継」となることへの世襲批判や、秘書としての裏金事件への説明責任について、どう語ったのか。会見での主な発言は以下の通り。

 ――このタイミングで立候補を表明した理由は。

 4月24日に町村会より立候補の要請を頂き、40を超える団体からも要請を頂いた。衆議院はいつ解散があってもおかしくない状況で、1カ月をめどに返事をしなくてはならないと考えていた。

 ――父にはどう伝えたか。

 代議士(二階俊博氏)には…

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    岩尾真宏
    (朝日新聞名古屋報道センター長代理)
    2024年5月17日21時12分 投稿
    【視点】

    職業選択の自由は憲法にうたわれており、世襲だから一概に問題だと言うつもりはありません。あくまでも能力が最優先です。ただ、「地盤、看板(知名度)、カバン(資金)」を最初から持つ2世や3世が優遇されることで、はたして政治の場に多様な人材が入って

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