米で人気のピックルボール 神山まるごと高専生が新ルール発想し挑戦

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東孝司
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 私立高等専門学校「神山まるごと高専」(徳島県神山町)の学生たちが、米国で人気沸騰中の球技「ピックルボール」を体験した。起業家精神を学び、「コトを起こす人」を目指す学生たちは、ニュースポーツの新ルールを考えて実践することにも挑戦した。

 ピックルボールは1960年代に米国で誕生。卓球のラケットのような「パドル」で、プラスチック製のボールをテニスのように打ち合う。小さな穴の開いた空洞のボールは空気抵抗で速度が抑えられるため、ラリーが続くのが魅力で、老若男女がプレーできるとして近年、米国を中心に人気が高まっている。

 13日にあった体験会は保健体育の授業の一環。1年前に国内普及の会社「ピックルボールジャパン」(東京)を立ち上げた起業家の熊倉周作社長(31)や、この競技を支援している名刺管理サービス会社「Sansan」(同)の担当者らが講師として駆けつけた。「Sansan」の社長は、高専の寺田親弘理事長(47)が務めている。

学生の起業家精神を育む目的で2023年4月に開校し、ユニークな実践を続ける「神山まるごと高専」。学生たちが考案した新たなルールとは。

 2年生となった1期生41人…

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