楽天、プラチナバンド6月ごろ開始へ 反転攻勢の切り札なるか

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上地兼太郎
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 楽天グループ三木谷浩史・会長兼社長は14日、屋内でも携帯電話がつながりやすい周波数帯「プラチナバンド」について、楽天モバイルで「今年6月ごろからのサービス開始をめざす」と明らかにした。ユーザーや通信量が多い主要都市から順次、始めるという。

この日開いた決算会見で話した。プラチナバンドは700~900メガヘルツの周波数帯で、障害物を回り込んで届く特性から、屋内や地下でも電波がつながりやすいとされる。これまでは競合するNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社だけが持っていたが、総務省が昨秋、楽天への割り当てを決定。楽天は先月から都内で試験電波を発射していた。

 三木谷氏は「試験の結果はたいへん好調だ」と強調。通話品質が向上すれば他社へ流出する顧客をつなぎとめることができ、赤字が続く携帯電話事業の「反転攻勢」の切り札になると期待する。

この日発表したグループ全体の…

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