水戸ホーリーホック、今季初2連勝 森新監督の指揮下で堅守光る
中村幸基
サッカーJ2の水戸ホーリーホックは12日、モンテディオ山形と対戦し、1―0で下して今季初の2連勝を飾った。成績不振を受けて新たに就任した森直樹監督の指揮のもと、2戦連続で完封勝ち。通算成績を4勝5分け6敗とし、順位も一つ上げて20チーム中15位(同日現在)となった。
アウェーのNDソフトスタジアム山形であった一戦。前半終了間際に安藤瑞季選手が貴重な先制ゴールを奪った。後半はゴールネットを揺らすことができなかったものの、守備陣が虎の子の1点を守り切った。
森新監督は、セレッソ大阪を経て2003年からホーリーホックでプレーし、引退後の06年からチームのコーチなどを歴任。今季で在籍22年目となり、サポーターから「ホーリーホックのDNA」と呼ばれるほどの存在だ。
困難を乗り越えてきた長年の経験を生かし、選手・サポーターと一丸になって巻き返せるか。真価が問われる。
次戦は18日、ホームのケーズデンキスタジアム水戸で、成績上位の大分トリニータを迎え撃つ。(中村幸基)