(番外天声人語) 繊細ササニシキ

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 かつてコメ市場でコシヒカリに次ぐ存在でありながら、近年すっかり影の薄くなったササニシキ。その復活をめざして東北の農家が奮闘している。田植え直前、主産地のひとつ宮城県白石市を訪ねた▼「1993年に大冷害が起きる前は、西の横綱コシヒカリ、東の横綱ササニシキと呼ばれました」と専業農家の木須敏文さん(52…

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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2024年5月13日5時0分 投稿
    【視点】

    こんな句も。 穀象(こくぞう)にササニシキコシヒカリなし  稲畑廣太郎 頭の先が象の鼻のように突出しているから穀象。その穀象が産地銘柄を問わず米を食い荒らすというだけでなく、美味しいお米といえば新潟県産・コシヒカリと宮城県産・ササニシキ

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