視覚障害者もスポーツを楽しもう 上智大で「セシツアートウキョウ」

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平山亜理
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この夏のパリ・パラリンピックを前に、障害のある人もない人もスポーツを楽しめるイベントが12日、東京都千代田区上智大学で開かれる。視覚障害者のスポーツの普及や社会参加を促す「セシツアー」という企画で、昨年からフランス各地で開かれ、国外では日本が初開催となる。

 フランス語で「目が見えない」を意味する「セシテ」から名づけられた。フランスのハンディスポーツ連盟と、上智大学、東京大会2020をきっかけに結成した同大の学生団体「Go Beyond」が共催する。

パラスポーツを体験

 ブラインドサッカーや、アイマスクをして組み手の状態から仕掛けるブラインド柔道など、パラスポーツを体験できるほか、大学のメインストリートでは20のテントが設けられ、視覚障害者に対する商品や技術を提供する企業の取り組みを紹介。AI(人工知能)がコース上のラインを認識し、音声で案内することで、目が見えなくても走れる技術や、ボードゲームなどが体験できる。スタートアップの企業もあり、当事者に体験してもらうことで今後の技術開発に生かす良い機会になるという。

 フランスの魅力を伝えるコー…

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