春2連覇の帝京、「飛ばないバット」でホームラン量産のわけ

有料記事

野田枝里子
[PR]

 高校野球で今春、反発性能を低く抑えた新基準の金属製バットが導入された。「飛ばないバット」とも言われている低反発バット。実際はどうなのだろうか。

 4月28日に閉幕した春季都高校野球の本大会。東京都高校野球連盟によると、全111試合(不戦勝1試合)で本塁打は27本。単純比較できないが、昨年の40本の6割ほどにとどまる。

 ところが量産しているチームがある。2連覇を飾った帝京は、毎試合の計9本。全体の3分の1を占め、もちろん、今大会トップ。ゼロだった昨春の大会から一気に増やした。金田優哉監督は言う。「あきらめたくなかった。トレーナーが体を、コーチが打撃を作った。うまくコーチングしてくれたスタッフのおかげで、普通に本塁打を打てていると思います」

 準決勝の明大中野戦で2点本…

この記事は有料記事です。残り494文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません