厚労省、大阪市など工場立ち入りへ 消費者対応などにも追われる

有料記事「紅麴」サプリ問題

後藤一也 原田達矢 谷瞳児 足立菜摘
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 小林製薬大阪市)の紅麴(こうじ)原料を使ったサプリメントの摂取者で多数の健康被害が報告されている問題で、国や自治体は29日も対応に追われた。

 政府は同日、対応を協議するため初の関係閣僚会合を開催。林芳正官房長官は、発生原因の究明などの対応を急ぐとともに、厚生労働省には食品による健康被害の情報収集体制の見直し、消費者庁には機能性表示食品制度のあり方について、5月末をめどに取りまとめるよう指示した。

 会合後、武見敬三厚労相は、食品衛生法に基づき、原料の製造にかかわる小林製薬の工場に30日から大阪市とともに立ち入り検査をすると表明した。同市や和歌山県の工場を予定している。

厚労相「回収時期、明確にお答えできない」

 武見氏は29日の衆院厚生労…

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