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朝日新聞デジタル

着脱クーラーで空間自在! 軽バンベース・キャンパーアシスト「SHOZU(ショウズ)」の新発想

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2025.07.03

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ベース車はダイハツ・ハイゼット。走行性能に優れたターボ付きをセレクトした(画像提供:いずれもキャンパーアシスト)

ベース車はダイハツ・ハイゼット。走行性能に優れたターボ付きをセレクトした(画像提供:いずれもキャンパーアシスト)

  • 渡部竜生
    キャンピングカージャーナリスト

    会社員からフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、セミナー講師、テレビ出演も多い。著書『キャンピングカーって本当にいいもんだよ!』(キクロス出版)。2輪も4輪も大好きで、飛行機マニアでもある。旅のお供は猫6匹と妻ひとり。YouTubeチャンネル「キャンピングカー坊主めくり」開設。

キャンパーアシスト(本社:奈良県大和郡山市)の青木孝正社長は、長年のキャンピングカーユーザーであり、同社製品にはどれも、氏の経験に裏打ちされた様々な工夫が凝らされていることが特徴です。
今回ご紹介する軽キャンピングカー「SHOZU(ショウズ)」も、そんな1台です。

とにかくスペース最優先!

居室後部に床下含め収納関係を配置。なるべく空間を大きくとれるよう配慮してある(画像にはオプションが含まれています)
居室後部に床下含め収納関係を配置。なるべく空間を大きくとれるよう配慮してある(画像にはオプションが含まれています)

ベース車はダイハツ・ハイゼットカーゴ。現時点で軽バン最大の室内サイズを持つ車種です。最大と言っても1cm単位の話ですが、たかが1cm、されど1cm。居住性には大きくかかわってきます。具体的にご説明しましょう。
セカンドシートは純正のまま。車両後部に床下収納と小ぶりな縦型収納があり、シンクや給排水設備はありません。ごくごくシンプルな、寝泊まりすることに照準を絞ったモデルといえるでしょう。

その他の装備は、ルーフベンチレーターとLED照明があるだけ。つまり、換気と照明はばっちりです。サブバッテリーは鉛の90Aを標準装備していますので、換気、照明以外にもスマホの充電やパソコン利用ぐらいなら十分な電力です。

シンプル装備で、中は広々。乗車定員4名、就寝定員2名
シンプル装備で、中は広々。乗車定員4名、就寝定員2名

しかし何と言っても、大切なのは車内環境の快適性。目に見えない部分では断熱処理が、見える部分では内装の内張仕上げなど、しっかりと施されています。「寝泊まり」に特化した分、居住性、快適性には妥協がありません。

後部が収納家具の状態。コンパクトな車には収納力が大切だ(画像にはオプションが含まれています)
後部が収納家具の状態。コンパクトな車には収納力が大切だ(画像にはオプションが含まれています)

とはいえ、昨今の豪華な装備のキャンピングカーを見慣れた目から見れば、「これだけ?」と思われるかもしれません。そう。これだけ、なのです。

「限られたスペースを、なるべく広く使うにはシンプルにするのが一番」と、青木社長も断言します。「あれもこれもと欲張らず、室内空間を最重視。その分、自分の使い勝手に合わせて楽しんでもらえれば」という、明確なコンセプトです。

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