国際的俳優で、写真家としても活躍する永瀬正敏さんが、世界各地でカメラに収めた写真の数々を、エピソードとともに紹介する連載です。つづる思いに光る感性は、二つの顔を持ったアーティストならでは。今回は横浜での一枚です。永瀬さんが撮る撮影の裏側とは。
皆さんはもうご覧になっていただいただろうか……。
前回に引き続き……これは宣伝なのか?
宣伝だな……すみません。
しかし、何気に今回の撮影中撮らせていただいた写真も、
皆さんに見ていただきたくて……いや、宣伝だな。
たまにはいいですよね、撮影の裏側の写真も。
ここは“港ヨコハマ”の某所。
ここには随分昔から何度もお世話になった。
ある時は「仲間が拉致されて捕らわれていた場所」
ある時は……。
何度もお伺いしているのだが、
その都度違った場所に思えてしまう。
それは毎回そのシチュエーションに合わせ、
飾り付けをしている美術スタッフのすごさだ。
『THE オリバーな犬、(GOSH!!)このヤロウ MOVIE』
の美術スタッフの方々もすごかった!
実際には存在しない、あんな場所やこんな場所、
こんなモノから、あんなモノまで!
現場に入るたびに、なんかワクワクすっぞ!
ってな感じで、テンションを上げてもらっていた。
これって俳優部としては非常にありがたいことだ。
美術やロケーション、セットだけでなく、
衣装も、ヘアメイクも持ち道具も、
そのこだわりの一つ一つが演じる上で大変なサポートになる。
この写真は……えぇ、そうなんです。
あのシーンの写真なんです!