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メイカイサラドックの諸行無常で支離滅裂!

家で見る映画が好きですねえ

線は、僕を描く

線は、僕を描く

 

 

監督 小泉徳宏

キャスト

横浜流星…青山霜介

清原果耶…千瑛

三浦友和…湖山

 

小説からの映画化だそうで。

水墨画を題材にした話です。

これ、なんで「僕は線を描く」ではなく、

「線は、僕を描く」なんだろうと気になってた。

見ていけば、そういうことか!と理解しました。

 

水墨画と言ったら

私は雪舟しか知りませんよ。

かろうじて名前くらいは聞いたことあるかな、狩野永徳

ほぼほぼ初めて知る世界で、

墨の濃度で濃淡や陰影をつけ、立体的な画に仕上げる。

見ていくうちに魅了されていきました。

 

なんせ墨のすり方さえ、よく知らないし

どこでSTOPしていいのかもわからない。

学校に行ってた時だけでしか、硯ってお見かけしない。

 

アートと呼んでいいのかしら。

この水墨画も含め芸術作品を生み出すアーティストは

いかに自分としっかり向き合って

自分の内面に潜んでるエナジー

放出させていくことができるか。

静かなイメージの水墨画だけど、じつは熱い作業なんだなーと。

 


www.youtube.com

 

水墨画界の重鎮、湖山の孫に清原果耶演じる千瑛。

ピッタリな雰囲気の女優さんじゃありませんか!

そして

冒頭から水墨イベントで設営してたり、

湖山宅でご飯作ったりしてた江口洋介

アナタは湖山とどんな関係性があるの?

付き人なの?世話人なの?

と思ったら、とんでもない人だった。

 

始めのほうで

湖山が春蘭を描き描いていく様子も見とれましたが、

江口君が突然にイベント会場で

ライブドローイングで龍描いたところも圧巻!

どこまで俳優本人たちが描いていたかはわかりませんが

最初からカメラ回し続けてほしい、と思ったぐらい。

 

たぶん文字やドキュメンタリーだと

ここまで魅了されなかったかもしれないな。

少しでもこの水墨画というアートに

映画を通して知ることができて良かったです。

最後のエンドロールまで、しっかり目見開いて見ちゃいました。

 

 

 

 

線は、僕を描く