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オーケーの関西4号店「北伊丹店」の売場をレポート

2025/10/14 04:45
関川 耕平 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は109日、兵庫県伊丹市に「オーケー北伊丹店」(以下、北伊丹店)をオープンした。関西エリアでは、9月18日開業の「南武庫之荘店」(兵庫県尼崎市)から1カ月弱での出店となった。関西での出店スピードを上げる中、北伊丹店ではどのような売場づくりをしているのか。オープン日の様子を速報する。

バックヤードを3階に設け、売場を広く確保

 北伊丹店は、JR福知山線「北伊丹」駅から約1km、クルマで約4分の場所にある。フリースタンディングの新設店で、売場面積は約452坪とオーケーとしては標準サイズとなる。南武庫之荘店(約301坪)と比べると大きく、関西エリアでは1号店の「高井田店」(大阪府東大阪市:748坪)に次ぐ広さとなっている。

 建物は地上3階建てで、2階部分が売場となっている。二宮涼太郎社長は「1階を駐車場と搬入口としての機能に集中させ、バックヤードは3階に設けることで、売場面積を確保した。2階に売場がある食品スーパーは関西では珍しいが、『エスカレーターやエレベーターに乗ってでもオーケーで買物をしたい』と思っていただけるような店をつくっていきたい」と意気込んだ。

全国から仕入れた丸物を豊富にラインアップ

 売場を見ると、鮮魚売場では、店内に設置した専用冷凍庫で徹底管理する「-50℃超低温凍結本まぐろ」を数多くラインアップする。取材日はサクや刺身をさまざまなサイズで陳列していた。

 丸物の品揃えも豊富だ。取材日は「さんま」「するめいか」「真蛸」などを陳列していた。さらに対面売場では試食コーナーを展開。オープン日は「チリ産スモークサーモン」の試食サービスを行い、多くのお客が商品を手に取っていた。

タコはボイルのほか丸物も販売していた

 精肉売場では、兵庫県三田市の銘柄豚「三田ポーク」を売り込んでいた。三田ポークは南武庫之荘店と北伊丹店の2店舗のみで展開する限定商品だ。取材日は「兵庫県産三田ポーク 肩肉極うすぎり」「兵庫県産三田ポーク バラ厚切り」などを販売していた。

 また加工肉コーナーでは、伊藤ハムの「西宮工場」で製造された「神戸ロースハム 60g」「神戸大判スモークハム 80g」を導入した。

店舗近くにある伊藤ハムの「西宮工場」製造のハムも導入

 総菜売場では、「オーケーのおはぎ」(241円:以下税別)、「オーケーのこだわり穴子巻き寿司」(632円)、「シャキシャキ野菜のポテトサラダ」(173円)など関西エリア限定商品を目玉商品として販売する。このうち「シャキシャキ野菜のポテトサラダ」は関西の担当バイヤーが発案したアイテム。具材を合える最終工程を店舗で行うことで、商品名のとおりシャキシャキとした食感を実現した。売れ行きは好調だという。

店内で具材を和えるこだわりの「シャキシャキ野菜のポテトサラダ」(100g178円)

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記事執筆者

関川 耕平 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

1995年生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。

24年に株式会社ダイヤモンド・リテイルメディアに入社し『ダイヤモンド・チェーンストア』の担当編集者となる。

趣味はクライミングとコーヒーを淹れること。特技と悩みは浪費と早食い。

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