生きていると言えるのかどうか、最近よくわからない。 大学は3年留年した。 そのあいだに躁鬱だと診断され、今では布団の上で“転がる物体”に近い存在になっている。 こんな文章を書く意味もわからないけれど、書かないと、今日の「私」が本当に存在していたのかさえ疑わしくなる。 せめてそれだけは残したい。 ■ 朝、起き上がれない……というより、存在が止まる アラームが鳴る。何度も鳴る。 でも、私の身体はそれに反応しない。 手を伸ばせば止められるはずなのに、手が「自分のもの」という感覚がない。 まるで遠くの景色を見ているような感じ。 布団の中に沈んだまま、時間だけが勝手に進む。 そのくせ、頭の中の声は異様に…