片山さつき財務相は30日、今回の金融政策決定会合で利上げを見送った日銀の判断を妥当と評価した。写真は官邸で21日撮影。(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 30日 ロイター] - 片山さつき財務相は30日、今回の金融政策決定会合で利上げを見送った日銀の判断を妥当と評価した。テレビ東京の録画インタビューで「現在の景気情勢などを総合的に勘案して、極めてリーズナブルな判断だと思う」と語った。 一方、円の実力は1ドル120円程度との過去の発言に関して「今の立場では追認できない」とした上で「昔からそうだが、(為替は)実需とは何も関係のないところで動く」と言及。政府として「ファンダメンタルズを常識的にきちっとした成長路線に乗せ、かつ、国家としての信用を落とさない。この両方は必要」と述べた。