時価総額8.5兆円で世界No.1・ユニコーンのバイトダンス。主力サービスの「TikTok」は、その中国バージョンである「Douyin(抖音)」も合わせると、MAU(月間アクティブユーザー)が10億人に達し、いまや世界に並ぶもののないショートムービー・プラットフォームとして存在感を増している。 オンラインサロン「中国トレンド情報局」で、北京から最新の中国事情を発信している黄未来さん初の著書『TikTok 最強のSNSは中国から生まれる』は、ともすれば若者がクチパクやダンス動画を投稿しているだけのSNSと見られがちなTikTokの真の実力を、「テキストから動画へ」「検索からレコメンドへ」「インフルエンサー経済」といった切り口で鋭く分析した本だ。現地の事例満載の本書を読めば、SNSの新しいトレンドは、シリコンバレーではなく、中国から広がっていることが実感できるだろう。 ここでは、オンラインサロン