再開発事業の新築タワーマンション「セントラルガーデン月島 ザ タワー」(東京都中央区)で、物件を買った人が引き渡し前に転売活動をした場合、数千万円の手付金が没収され、契約が解除されることがわかった。販売する三井不動産レジデンシャルが3日、購入希望者に向けて通知した。 【写真】建設現場の様子。購入希望者に送られたメールの内容とは 三井不レジによると、引き渡しまでの売却活動の禁止を明文化し、客である購入希望者に示すのは初めて。営利活動をする民間の大手ディベロッパーが客にこうした強い姿勢をとるのは異例だ。 三井不レジは取材に「都心部を中心に投機的、短期転売目的と思われるマンション購入が一定数見受けられる」とし、「居住目的の一般消費者が物件を購入できなくなることを防ぐため」と説明した。 戸数が多い新築タワマンは、完成の数年前から販売が始まることが多く、コロナ禍以降は、インフレなどの影響で、売買契約