前提人口減少社会で森林面積は増大しており、熊の人里への進出は止め難い。 しばらくは、我々は捕食対象として襲われ続けるだろう。 熊は人のつくる農作物や果物の味をおぼえると、ドングリ食に戻れなくなる。 肉の味を覚えて完全肉食と生態を変えた個体も確認されている。 熊は、高度の知的能力と適応能力を有した生物であり、手強い競争相手だ 人に慣れ街に出る「都会っ子」の熊は、不可逆な変化・成長を遂げたとみるべきだ。 公的対処現行法下では対処法は限定されている。 自衛隊は有効な銃火器の使用を禁止され、多勢を持って熊を威圧するために出動した。 罠を仕掛けるのに必要な時間やマンパワーを稼ぐためだ。 弓や槍の携帯も許されない、圧倒的に不利なフィールドだ。 300年前、「生類憐みの令」が猟銃を取り上げた時も、長槍兵が囲んで討伐していた。[訂正1] だから、熊と対峙する人間に対して、これほど貧弱な装備で派遣するのは古