沖縄戦後80年企画「戦ぬ前(いくさぬめー)―沖縄文化の近代―」
「新しい戦前」という言葉が語られる今、私たちは「かつて戦争へ至った道筋」をどれほど知っているだろうか。 本展では、琉球国が沖縄県となった「世替わり」から太平洋戦争へと至るまでの美術、工芸、メディアを通して、文化と戦争の関
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会期
2025年11月1日(土)〜2026年2月1日(日)
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会場
沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
「新しい戦前」という言葉が語られる今、私たちは「かつて戦争へ至った道筋」をどれほど知っているだろうか。 本展では、琉球国が沖縄県となった「世替わり」から太平洋戦争へと至るまでの美術、工芸、メディアを通して、文化と戦争の関
切り絵のぬくもりと美しさに“光”と“映像”を融合した独自の「光の切り絵」を生み出し、幻想的な空間を作りあげる作家・酒井敦美。大規模な体験型アート展である本展では、大自然の風景が様々に変化する臨場感あふれる壮大な作品「地球
ヴィクトリア朝イギリスで活躍した画家、オーブリー・ビアズリー。オスカー・ワイルド著『サロメ』挿絵の血のしたたる頭部を持って嗤う女性像はあまりにも有名だ。選び抜いた線、斬新な画面構成、独自の物語解釈によって描かれた作品は、
長野市在住の所蔵家・長坂 剛(たけし)氏は、長年にわたり「伝統的な絵画手法によって描かれた正統派のヨーロッパ絵画」を蒐集してきた。本展では、そのコレクションより、17世紀のバロック美術と19世紀の近代絵画を中心に58点の
平安時代前期に活躍した在原業平(825〜880)は、天皇の孫で、和歌に優れた貴公子である。『古今和歌集』などに収められる業平の和歌からは、恋多き生き方も浮かび上がってくる。そうした業平の和歌を中心とする短編物語集が『伊勢
11~12月に開催するすっかり恒例となった妖怪画展。今年は、元々は中国の道教の神で、日本では疫病除けの神とされる鍾馗が鬼を鷲づかみにして駆ける姿を暁斎が、その上の松を滝和亭が描いた「松に鍾馗と鬼図」などを展示する。 第3
川口起美雄(1951~)は、目に見えるものを描き、誰も見たことがない風景を現出する作家。その作品は、ウィーンで学んだテンペラ絵具と油絵具による混合技法で描かれている。独特の美しい質感と寓意が交錯する川口の絵画は、しばしば
開館30周年を記念し、千葉市美術館が在る千葉という「場」をテーマとする展覧会を開催する。 時代は明治期から現代まで、「場」はジョルジュ・ビゴーの滞在や海気館で知られる稲毛、黎明期の洋画家・堀江正章が指導を行った旧制千葉中
2022年末に逝去した建築家・磯崎新の没後、国内初となる大規模回顧展を開催する。同館設計者でもある磯崎は、20世紀を代表する最も創造的で先駆的な建築家として知られ、2019年に建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受
「ビッグファイブ」から生命進化の歴史をたどる初めての特別展。国立科学博物館の古生物研究者全員と火山の研究者が協力して、ビッグファイブの最新研究を紹介する。 会場では大きな地球儀「大絶滅スフィア」が皆様をお出迎え。「大絶滅
コーラル・ピンクやペール・ブルー、日本古来の色名なら藤色や桜色。白みがかった柔らかな色調の「パステルカラー」は、本来は粉末の顔料をチョークのように固めた棒状の画材「パステル」の特有の色彩を指す。見る人に爽やかで清潔な印象
写真家・野島康三(のじまやすぞう、1889~1964)と洋画家・斎藤与里(さいとうより、1885~1959)。ともに埼玉県に生まれ、大正期に交流を結んだ二人は表現者として制作活動を続ける一方で、画廊経営者やコレクター、あ
いわさきちひろ(1918~1974)、茨木のり子(1926~2006)、岡上淑子(1928~)は、第二次世界大戦後、それぞれ、絵本画家、詩人、美術作家として活動した。本展では、行司千絵・著『装いの翼 おしゃれと表現と―い
アイヌ民族は北海道、樺太南部、千島列島をおもな活動圏として、周囲の民族と交易や交流を行うなかで独自の文化を発展させた。本展では「彩りと輝き」をキーワードに、装飾性豊かな衣服や装身具、ゴザ、木に金属や鹿角などを組み合わせた