先日、映画を観に出掛ける際に、
もう時間の拘束もないので…バスで出かけてみました＾＾
これまでは、犬猫達が元気でいた頃でさえも、
待たせているから…こそ、
用事を終えたら、一秒でも早く帰る！
…が、私の使命でしたので、
必然的に車で動く事が主でした。
バス停で老夫婦が座って待たれていました。
推測でしかありませんが、80代…かな？という雰囲気。
ついつい…母と重ねてしまうのですが、
一見、病を抱えておられなくても、
年齢的にも辛い部分を抱えたりしているお年頃です。
せがの介護を経験したことでも、より…
そんな表を見ただけでは分からない部分を
想像してしまうようになりました。
…なのに男性（ご主人様）が席を立たれて
「どうぞ…」と席を譲ってくださったのです！
いやいやいや…どう考えても、私に譲る必要なんてないのに！
暫く押し問答になったのですが、
「ボクは男だから…」と頑なに譲ってくださるのです。
女性（奥様）も「せっかくだから…ね？」と促され、
ご厚意を無にするのも申し訳ないし…で、
座る形に至った訳ですが、
…なんだか、これこそが…
これまでの日本を支えてきた方達の心意気なんだなぁ…と。
本当に小さなやり取りだったのです。
ついつい、自身の得ばかり優先して動きがちな世の中だけれど、
他人へ心配り出来る優しさを持つ…って、
出来る様でなかなか難しいもの。
素敵なご夫婦とのやりとりに
胸の奥にあたたかいものが宿りました。
私も叶うなら行く先はこうありたい。
そう願ってしまう、出来事でした。
でも、本当は願うだけでは無くて、
今としっかり向き合って積み重ねる事が
大事なのだとも分かっています。
その素敵な背中にいつか…辿り着けるように、
歩を進めなければと、思いました＾＾
振り返れば…我が家には漢はいなかったです…笑
…皆、可愛いんだけどね♪
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