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10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

夫の冷静な治療への姿勢 フリュザクラ治療から3ヶ月 ~闘病記120回~

副作用がきつかったころの早朝散歩 2025年8月撮影

今年の8月から始まった分子標的治療薬「フリュザクラ」による抗がん剤治療は、ちょうど3ヶ月が経過しました。

今週は、休薬を経ての再開からまもなく1週間。来週からは、再び1週間の休薬に入ります。今回は「フリュザクラ」の量が適正だったこともあり、心配していた副作用は今のところ見られません。身体のだるさや血圧の上昇といった症状はあるものの、食欲があり、自宅内での移動も問題ないように思います。

エンシュアやイノラスといった経腸栄養剤、そして補中益気湯などの服用も、少なからず効果を発揮しているように感じます。

 

💚 最悪だった最初のころの副作用

 

治療開始当初の「フリュザクラ」は、これまで経験した抗がん剤とは違い、思いがけない副作用に悩まされました。

口内炎が悪化して歯槽膿漏となり、最終的に1本の歯を失うことに。食欲はあっても、食べるたびに痛みが走り、本当に気の毒でした。それでもエンシュアを摂取できたことで、栄養不足にはならなかったように思います。

ただ、身体の痛みとだるさは強く、ベッドから起き上がるのもやっとの状態。トイレに行こうとしても間に合わないこともあり、衣類の交換や後始末に追われることもありました。

副作用だと分かってはいても、このままでは通院も難しくなるのでは…と不安が募りました。訪問診療や訪問介護への切り替えも考えざるを得ず、介護する側としても気持ちが沈みかけた時期です。

直腸がんとの闘病生活はすでに5年以上になりますが、「フリュザクラ」開始直後の数週間が、これまでで最もつらい時期だったと思います。

 

💚 夫の詳細なメモ

 

そんな厳しい状況の中でも、夫は冷静さを失うことなく、自分の体調を詳細に記録するようになりました。

私も麻薬性鎮痛剤の服用時間などを簡単にメモしていましたが、夫のほうがむしろ主体的に記録を取るようになりました。

服用量はもちろん、痛みの度合いやエンシュアの摂取量、バイタル、排便・排尿の状況など――研究者としての経験を生かした、実に緻密な記録です。

夫は「記録しておくと、体の調子がよく分かるからね」と話し、自分の体を客観的に見つめていました。
特に、体内の老廃物がしっかり排出されているかどうかに強い関心を持っており、むくみを防ぐための利尿剤の効果なども丁寧にチェックしていました。

科学者としての姿勢が、闘病の中にも生かされているのだと、改めて感じます。

 

💚 抗がん剤治療に対する夫の決意

 

夫は過酷な治療も「自分の体で実験しているようなもの」と捉え、「こうした経験ができること自体がありがたい」と話します。

現在受けている分子標的治療薬「フリュザクラ」は、尿たんぱくが出やすく、腎機能への影響が懸念される薬剤です。
服用量と休薬のバランスを取りながら、どこまで継続できるかは分かりません。

それでも夫は、「少しでも長く治療を続けたい」と前向きであり、「自分の経験が、今後の治療に少しでも役立つなら本望だ」とも言います。

その言葉に、私もただ祈るばかりです。夫の願いが叶い、穏やかな日々が少しでも長く続きますように。

治療の道のりは決して平坦ではありませんが、夫の冷静な姿勢と前向きな言葉に、私自身も励まされています。

焦らず、今できることを大切にしながら、これからも共に歩んでいきたいと思います。

季節を忘れたアジサイと晩秋の雨上がり風景

11月1日 午前7時半ごろ撮影  なんとアジサイが! 

先日の朝、雨上がりの曇り空の下、きれいな雫を撮りたくて7時ごろに出かけてみました。
散歩の途中では、時々思いがけない光景に出会うことがありますが、今回はなんとアジサイの花が咲いていたのです。思わず二度見してしまいましたが、間違いなくアジサイでした。
梅雨でもない、冬の訪れを感じる11月にアジサイが咲いているなんて、本当に驚きでした。

今回は、そのアジサイや、キラキラと雫をまとった柑橘類の実をご紹介したいと思います。

💛白いアジサイ

こちらが、冒頭でお話ししたアジサイです。
一株だけでしたが、小さなつぼみもついていました。
季節を少し勘違いして咲いてしまったのでしょうか。思いがけず冬に出会えたアジサイに、なんだか嬉しくなりました。

💛翌日の白いアジサイ

朝から晴れた翌日、同じアジサイに会いに行ってきました。朝日を浴びた花が、いっそう白く輝いて見えます。寒い冬が訪れる前のひととき、心までぽかぽかと温まる時間でした(^^♪

💛ヤマボウシの実

赤く色づいた実が、遠くからでもよく目立っていました。
ヤマボウシの実は食べられるそうですね。
どんな味がするのか、いつか味わってみたいものです。

ヤマボウシは初夏に花を咲かせ、初秋の9月頃に果実を実らせます。果実は、始めはグリーン、熟すに従い朱色のような赤へと変化していきます。ヤマボウシの実は表面にボコボコとした突起のある変わったフォルムをしています。これはたくさんの小花同士がくっつき合って一つの果実になったからです。これを複合果と言います。引用サイトは⇒(こちら

💛ブンタン(文旦)でしょうか?

立派な大きさに思わず見とれてしまいました。
ずいぶん色づいてきていますね。
両手で抱えても重そうな実を、しっかりと支えている枝の力強さにも驚かされます。

柑橘類の中では果実が最も大きくなり一目も引くので、観賞用としても親しまれている果樹です。日本へ渡来したのが、鹿児島県阿久根市といわれています。その昔、中国と長崎を往来するご朱印船が嵐にあって漂着した阿久根の港で、手厚くもてなされた事に感謝して、船長の謝文旦から贈られた果物であったことから、謝船長の名前にちなみ「ボンタン」・「シャボン」・「ザボン」等と呼ばれるようになったとされています。引用サイトは⇒(こちら

💛いろいろな柑橘類の実や柿

💛カラーリーフ

黄色い葉から今にも落ちそうな雫が、とてもきれいでした。
大きな雫の中をよく見ると、遠くの建物が逆さまに映り込んでいます。
小さな雫の中に広がる世界に、思わず見入ってしまいました。

💛 タカサゴユリの実

生垣の間から、タカサゴユリの緑色の実がすっと伸びていました。
生命力の強いタカサゴユリは、これから実が茶色く色づき、種をつくっていくのでしょう。
季節の移ろいを感じさせてくれますね。

曇り空の朝でも、よく見ると自然は彩りにあふれています。
咲き残った花や、色づいた実、雫のきらめき。
そんな小さな発見が、散歩の楽しみになっています。

秋の朝、光の中で出会った草花たちの美しさ✨ 

まだ青い金柑の実 10月29日 午前7時半ごろ撮影

このところ一気に気温が下がり、朝は10度前後の肌寒さです。
それでも、朝日に照らされた景色を見ると、思わず心がときめきます。
珍しい実や、初夏から咲き続けている花たちにも心が和みます。
今回は、ここ数日の晴れ間に出かけた朝の散歩の様子をまとめました。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです(^^♪

💗きんかん(金柑)

きんかん(金柑)の実が、少しずつ色づいてきました。
朝日に照らされて、つややかに輝いています。
これからの実りが楽しみですね。

特に、果皮にカンキツ特有の苦みが少なく甘いことから、皮ごとまるかじりできる唯一の種類です。キンカンは、ミカン科キンカン属に分類される常緑性低木の果樹です。キンカンの仲間の一部には、江戸時代以前に中国から伝わったものもあり、固有種と間違えるぐらい日本になじみの深い種類となっています。引用サイトは⇒(こちら

💗エノコログサ(狗尾草)、通称「ねこじゃらし」

朝日をバックに撮ってみました。
どこにでも見かける草ですが、こうして見ると、秋の深まりを感じさせてくれます。

💗コキア(ほうき草)

コキア(ほうき草)が、真っ赤に色づいていました。
遠くからでもよく目立ち、青空によく映えています。

💗ボケ(木瓜)の実

いつもの散歩道に、いつも間にか育った青い実を見つけました。
花梨とよく似たボケ(木瓜)の実のようです。
枝には鋭いとげがあり、撮影のときにうっかり刺さりそうになりました。

次の写真は、昨年3月に撮影したボケの花です。
春にはこんなに美しい花を咲かせ、秋には実をつけるのですね。
季節の移ろいの中で見せる大きな変化に、あらためて驚かされます。

ボケはバラ科ボケ属に分類される植物で、漢字では「木瓜」と表します。3〜5月に赤や白、ピンクの花をつけ、9〜10月頃に実がなり、その頃に旬と収穫時期を迎えます。
ボケの実はカリンと似た形が特徴で、熟してくると甘酸っぱい香りが楽しめます。もともとは、実を乾燥させ漢方薬として使っていたといわれています。引用サイトは⇒(こちら

💗クロガネモチ(黒鉄黐)

クロガネモチは縁起のいい庭木として人気なのですね。
公園では、高い木に育っています。

💗フヨウ(芙蓉)

秋も深まる11月に入りましたが、珍しいことに夏の花・フヨウ(芙蓉)が咲いていました。
つぼみもまだたくさんあり、もうしばらく楽しめそうです。

💗ハクチョウソウ(白蝶草)ガウラ  &  コスモス

💗センニチコウ(千日紅)

初夏から咲き続けているセンニチコウ(千日紅)が、今もたくさん咲いていました。
カメラを近づけて、夢中でシャッターを切ります。
可愛らしい丸い花姿に引き寄せられて、楽しいひとときでした。

センニチコウの花は、松ぼっくりのような独特の形をしています。しかし、花びらのように見える部分は、「苞(ほう)」と呼ばれる葉の一種で、本当の花びらは苞の先端にある、ごく小さな部分です。花全体の大きさは直径2cm~2.5cmと小ぶりで、控えめながらも存在感があり、妖精のような愛らしさを持っています。引用サイトは⇒(こちら

朝の光の中で出会った草花や実たち。どれも身近な場所にありながら、季節の移ろいを静かに教えてくれます。
これからも、小さな発見を楽しみながら散歩を続けていきたいと思います(^^♪

近況報告 2025/10/16(木)~10/31(金) 二日連続発熱39℃(10/24-25)

その日の気づき等

2025年
【がん疼痛医療用麻薬として服用している薬】
オキシコンチン(徐放性の錠剤)」・「オキノーム散(即効性の粉薬)」・「メサペイン錠5mg」
1日の飲んだ全体の量を数値に表し、痛み具合を記録することにします。
※痛みの強さを0(全く痛くない)から10(想像できる最大の痛み)までの11段階で示しています。

10/16(木) 痛み 0.5~1.5    840mg

10/17(金) 痛み 0.5~1.0    840mg

10/18(土) 痛み 0.5~1.5    780mg 

10/19(日) 痛み 0.5~1.0    720mg

10/20(月) 痛み 0.5~1.0    900mg

10/21(火) 痛み 0.5~1.0    840mg
※がん哲学外来金城カフェに出席

10/22(水) 痛み 0.5~1.0    900mg 

10/23(木) 痛み 0.5~1.0   840mg 
※造影CT検査 

10/24(金) 痛み 0.5~3.0  960mg
※頭痛・発熱・軟便 39℃(10:00)⇒37.3(19:30)

10/25(土) 痛み 0.5~4.0  960mg
※発熱・腰の痛み 39℃(17:30)⇒37.5℃(22:30)

10/26(日) 痛み 0.5~1.0 840mg
※下痢

10/27(月) 痛み 0.5~1.0    780mg 

10/28(火) 痛み 0.5~1.0    960mg

☝緩和ケアセンターの医師(医療用麻薬の量をコントロール)を受診

・2025/8/19からオキシコンチンの量を、朝晩5錠(合計10錠)から朝晩6錠(合計12錠)に変更したが、そのまま継続。
・新しい医療用麻薬「メサペイン錠5mg」、一回2錠から3錠に変更はそのまま、一日に3回に分散して服用。
・栄養補給薬(食欲が減ってきたため)の処方(次回予約が10/14のため、今回は二週間分)
★エンシュア・H:21本(コーヒー味・バナナ味・ストロベリー味)
★イノラス配合経腸溶液 14袋(ヨーグルト味・リンゴ味・紅茶)
※次回は2025/11/11の予約

 

抗がん剤点滴治療の医師を受診

◎造影CT検査(10/23)の結果

・前回の8月の結果と比べて大きな変化は見られない。
・2025/3/4で肺に微小転移巣(※1)が認められたが、それがわずかに大きくなっている。
・ごく小さい総胆管結石(※2)には変化がない。
(※1)微小転移巣:微小転移は、がん細胞が原発腫瘍から離れ、血流やリンパを介して他の組織に広がることを指す。微小転移巣とはその固まり。
(※2)総胆管結石:肝臓から十二指腸に至るまでの胆管の途中にできた結石

◎血液検査の結果

腫瘍マーカーの値、横ばい:41.6(10/14)→ 40.0(10/28)

・尿蛋白/クレアチニン比、横ばい:0.99(10/14)→ 1.22(10/28)

CRP(炎症や感染症の有無がわかる、標準値0.14以下)が3.46と急上昇したのは、10/16-17に39.0の発熱があったためと考えられる。

◎これからの治療方針 

・造影CT検査の結果、前回に比べて大きく変化はないので、効果があったと考えられる。「フリュザクラ」での治療を継続しながら、経過観察とする。
・「フリュザクラ」の服用:1週間服用・1週間休薬のサイクルが体に合っている。明日10/29から再開とする。
・39.0の発熱は、がんの影響も否定できない。体が弱ってきているため、免疫力も弱っているとも考えられる。コロナ感染の感染が分かった場合は、抗がん剤の服用は中止し、すぐに受診してください。
・在宅医療の検討も、経過観察をしながら考慮に入れていく時期でもある。
・むくみの対策のフロセミド錠は、引き続き服用を継続。
※次回は2025/11/11の予約

※「フリュザクラ」服用と休薬
第1週:8/06~8/12 朝1回服用
第2週:8/13~8/19 休薬
第3週:8/20~8/26 朝1回服用
第4週:8/27~9/02  朝1回服用
第5週:9/03~9/09 休薬
第6週:9/10~9/16 休薬
第7週:9/17~9/23 休薬
第8週:9/24~9/30 朝1回服用
第9週:10/1~10/7 休薬
第10週:10/8~10/14 休薬
第11週:10/15~10/21 朝1回服用 
第12週:10/22~10/28 休薬
第13週:10/29~11/4 朝1回服用予定
第14週:11/5~11/11 休薬予定

10/29    痛み 0.5~1.0   780mg
10/30     痛み 0.5~2.5    960mg 
10/31     痛み 0.5~2.0    780mg       

造影CT検査の結果から、今後の治療方針「フリュザクラ」の再開 ~闘病記119回~

秋晴れの大学病院 2025年10月18日 12時半ごろ撮影

秋晴れの中、2週間ぶりの通院がありました。この日は、抗がん剤点滴の診察と、緩和ケアセンターの受診です。

数日前に39℃の発熱がありましたが、体調も回復し、無事に通院できたことが何よりうれしく感じました。

今回は、造影CT検査の結果をもとに、今後の治療方針について先生からお話を伺いました。

 

★造影CT検査の結果

 

今回の造影CT画像と、前回8月の画像を並べて、先生が丁寧に説明してくださいました。

「8月に肺に見られたごく小さな白い点が、ほんのわずかに大きくなっています。
仙骨や第五腰椎、その周囲の状態には変化はありません。また、胆管にあった小さな結石にも変化は見られません。」

(※検査の詳細については、後日別記事でご紹介します)

夫は、うなずきながら納得した様子で話を聞いていました。
一方の私は、画像を見ても白い点や結石の違いがよく分からず、説明の内容も十分には理解できませんでした。

診察後、夫に尋ねると、
「肺に転移はあるけれど、ごく小さいから今のところ影響はないし、心配はいらないよ」その言葉に、私も少しほっとしました。

 

★今後の治療方針

 

造影CTと血液検査の結果をもとに、先生は次のように説明されました。

「尿蛋白/クレアチニン比は1.22で、抗がん剤治療の基準値2.0を下回っています。
造影CTの結果も8月と大きな変化はなく、横ばいといえます。『フリュザクラ』の効果が出ていると考えられます。
今後は“1週間服用・1週間休薬”のサイクルにしましょう。体に合っていると思われます。」

また、こうも付け加えられました。

CRP(炎症や感染症の有無を示す数値)は、標準値0.14以下のところ3.46と高めですが、これは39℃の発熱による一時的な上昇の可能性が高いです。ただ、がんによる影響も完全には否定できません。
身体の状態も少しずつ弱ってきているので、今後は在宅医療の導入についても視野に入れていく時期かもしれません。」

夫は先生の話を静かに聞きながら、
「できる限り長く抗がん剤治療を続けたい」との思いを伝えました。
信頼する先生の提案を受け入れ、分子標的薬「フリュザクラ」の服用を再開することになりました。

 

★これからの「フリュザクラ」再開に向けて

 

夫は、
「また高い熱が出るかもしれないけれど、治療を続けられるのはありがたいこと。
体調の変化をよく観察していきたいね」と前向きに話しています。

今回、薬の量と休薬期間が夫の体調に合わせて調整されたことで、今後は先生の指示に従いながら慎重に服用を続けていきます。

身体のだるさやふらつきによる転倒には十分注意が必要です。
また、下痢の副作用も要注意です。ストーマを装着しているため、早めの対応を心がけなければなりません。

次回の診察は2週間後。副作用ができるだけ軽く、発熱のない日々が続くことを願っています。これからも、夫の様子を注意深く見守っていきたいと思います。

 

参照:※詳細記事・近況報告 10/28:今後の治療方針

 

mariamatch.hatenablog.com

深まりゆく秋の散歩の楽しみ方もいろいろ

秋晴れの空 2025年10月27日 午前7時半ごろ撮影

朝の空気が澄み、季節の深まりを感じるようになりました。気温は20度を下回り、肌に触れる風にもひんやりとした冷たさが混じります。雨に煙る朝もあれば、青空が広がる日もあり、秋の風景は日々表情を変えています。その一週間を、写真に収めてみました。

💛池周辺の風景:青空が広がった日の池

青空が広がった日の池は、本当に気持ちのいい風景です。白い雲が水面に映り込み、空と池がひとつにつながったように見えます。

💛池周辺の風景:地面の生えた葉っぱについた雫

朝日を浴びてキラキラと輝く葉っぱの雫に心を奪われ、思わず両膝をついて、スマホを地面すれすれまで近づけて撮ってみました。

💛池周辺の風景:塩の木(ヌルデ)?

池のまわりで、珍しい実を見つけました。白いものが付いていて不思議だなと思い、調べてみたところ…たぶん「塩の木(ヌルデ)」かもしれません。

「塩の木」という不思議なものがあると孫に話したのは、いつだったろう。
「木に塩ができるの?」
「ヌルデという木があってね、その実にできるそうだよ」
 ヌルデはウルシ科の樹木だが、かぶれる人はまれだとされる。もしもそれらしい樹木に出会ったら、葉に「翼」があるかどうかを見ればいい。ヌルデなら、葉の軸の部分が紡錘状に広がっている。引用サイトは⇒(こちら

💛池周辺の風景:小さな水鳥がスイスイ

池を見ると、小さな水鳥がすいすいと気持ちよさそうに泳いでいました。その姿にほっと癒されますね。

💛池周辺の風景:突然、飛び去った鳩にビックリ

池を見ていたら、鳩の群れが近づいてきました。カメラを構えた途端、勢いよく飛び立って空へ! あまりの速さにびっくり。鳩を撮るのはなかなか難しいですね。

💗朝日をあびた「タマズダレ(玉簾、珠簾)」

午前7時ごろの「タマズダレ」です。これから日が高くなるにしたがって、花びらが開いてきます。

タマスダレの「純白な愛」という花言葉は、タマスダレの純白の花が由来と言われ、「期待」という花言葉は、タマスダレの学名Zephyranthesが、「西風が運んできた花」と言う意味を含んでいることに由来し、「風が便りを運ぶ(期待)」という意味合いで付けられたとされています。引用サイトは⇒(こちら

💗雫のついた「タマズダレ(玉簾、珠簾)」

午後1時ごろ、雨上がりのタマズダレを撮りました。曇り空の下でも花びらはしっかり開き、雫をまとった姿がとてもきれいですね。

💗サザンカ山茶花)のつぼみ

良く見ると、山茶花のつぼみが育っています。もう冬の準備でしょうか!

秋もだんだんと深まってきました。
散歩をしていると、空や池、花や小さな生きものたちがいろんな表情を見せてくれます。
ほんの短い時間でも、自然の中で季節を感じられるのはうれしいですね。

突然の発熱に大慌て ~闘病記118回~

39.0℃の発熱、コロナに罹患かと心配も陰性 2025/10/24
💚頭痛から始まった発熱

 

先日の朝、夫の部屋から「頭が痛い!」と大きな声。慌てて駆けつけると、頭を抱えて苦しそうな顔の夫がいました。「頭がズキズキする、どうしたのかな」と困惑している様子。

とりあえず、医療用麻薬「オキノーム」と頓服の「カロナール」を服用してもらい、しばらく様子を見ることにしました。夫は時々、気圧の変化で頭痛を訴えることがあるので、今回も薬を飲めば落ち着くだろうと考えていました。

ところが3時間ほど経ったころ、「熱があるみたいだ」と言う夫の顔が赤くなっており、額に手を当てると異常な熱さ。体温を測ってみると、なんと39℃。急いで枕用と額用のアイスノンを用意し、冷えた足元には湯たんぽを当てました。

経口補水液も作り、夫に飲んでもらいました。我が家では、発熱時に備えて冷凍庫に「アイスノン」、棚には顆粒の「経口補水液」を常備しています。

今までの最高熱は38.5℃ほどで、39℃は初めて。夫も驚いていました。「もしやコロナでは?」と焦り、自宅に保管していた「新型コロナ検査キット」で検査。結果が出るまでの10分間は、気が気でありませんでした。

幸い、結果は「陰性」。心底ほっとしました。

直腸がんの治療中ですので、もし感染していたら重症化の心配もあり、最悪の場合は病院へ連絡して指示を仰ぐつもりでした。

翌日には平熱に戻り、ようやく一安心。

ただ、あの頭痛と発熱の原因は何だったのか……。急な冷え込みや、外出が続いた疲れもあったのかもしれません。

 

💚今週2回の外出

 

今週は、久しぶりの外出が2回ありました。

火曜日は通院がなく、体調も良かったので、半年ぶりに「金城カフェ」に参加。クラリネットとライアーのやさしい音色に包まれて歌う「赤とんぼ」は心に沁み、がん患者さんたちとの交流も温かく、穏やかな時間を過ごせました。夫もとても喜んでいました。

二日後の木曜日には、造影CT検査のため病院へ。

その帰りに久しぶりの「きしめん いなや」さんでランチを。体調が良かったのか、夫は「みそ中」と「きつねうどん」の2種類を注文。私の「ざる中」と合わせて、夫と二人で、3人前もいただいてきました。

夫は久しぶりに食べるうどんに「美味しい!」と満足そうな笑顔を浮かべていました。

 

💚平穏な日常の尊さ

 

こうして振り返ってみると、頭痛と発熱に慌てた一方で、元気な日に外出できたこともあり、本当にめまぐるしい一週間でした。

コロナではなかったこと、そして翌日には熱が下がったことは、何よりの救いです。

ところが、この記事を書いていた日の夕方、再び39℃の熱が出てしまいました。二日連続の発熱。

ただ、今回も検査でコロナ陰性を確認でき、約3時間ほどで37度代まで下がりました。夫も「昨日よりずっと楽だよ」と落ち着いました。

もうすぐ、造影CT検査の結果がわかります。8月から続けてきた分子標的治療薬「フリュザクラ」の効果を踏まえ、今後の治療方針を先生から伺う予定です。

思いがけない発熱が続く中で、あらためて「普通の一日」のありがたさを感じます。体調が穏やかに保たれ、静かに過ごすことができますようにと願っています。