研究開発は仮説構築とその立証の繰り返しであり、仮説は全てのベースと言えます。仮説の無い実験は単なるギャンブルでしかありません。そして、仮説は研究開発だけでなく、ものづくり全般、戦略策定など全ての領域でも必須となるものです。
このように必須でであるにもかかわらず、仮説を学ぶ機会はほとんど無いと言えます。その結果、仮説と称する妄想、思い込みが量産され、ギャンブルのようなことが行われています。リソース(時間、予算、人員)が制限されている中で、効率的、確実に成果を出すためには仮説が必須となります。
本セミナーでは、<仮説とは何か基本から、仮説構築の方法、検証と共にキーとなる論理思考なども含めて演習を交えながら詳細に解説します。
多くのご要望を受け、2025年下期より開始
| 実施日 | 2025年12月19日 10:30-16:30 |
| 実施方式 | Web配信(Zoom) |
| 受講料 | 税抜き49800円(税込み54780円)、テキスト付 |
| 講師 | ジャパン・リサーチ・ラボ 代表 博士(工学) 奥村 治樹 |
| 主な対象 |
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・研究開発の実務担当者(若手、中堅) など |
| 修得できること |
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・仮説そのものの理解 など |
主な内容
| 解説と共に重要なポイントで演習を加えて理解を深めます。 【仮説の基本】 仮説とは何かという根本から、仮説の条件、精度といった仮説構築においてまず理化しておかなければならないことを整理・解説します。 ・仮説とは何か ・仮説の精度と確度 ・SIB ・仮説の条件 ・仮説から結論へ ・仮説力 など 【仮説構築の準備】 仮説はいきなり生まれるものではなく周到な準備が必要であり、仮説構築をスムーズに効率的に行うにあたって必要となる準備について解説します。 ・テーマ ・ベンチマーク ・全体の構図 ・演習 ・問題設定 ・変数 ・演習 ・情報収集の考え方 ・情報整理 ・視覚化 ・2種類の事実 ・Fact v.s. 主観、予想 【仮説(ロジック)の構築】 準備の元に、実際にどのように仮説を構築していくのかについて、そのプロセスと共に、様々な考え方のバリエーションやツールを交えながら解説します。 ・仮説の考え方(スタート) ・仮説構築のプロセス ・仮説構築思考のベース ・逆走型思考 ・概算 ・演習 ・代表的フレームワーク ・相関 ・演習 ・直感の仮説化 ・シンプソンのパラドックス ・ラテラルシンキング ・ゼロベースとは ・仮説の精度を決めるもの など 【論理構造の基本と考え方】 仮説構築のコアの一つでもある論理思考(ロジカルシンキング)のポイントや注意点、ツール、テクニックについて解説します。 ・論理とは、そして、論理性とは ・論理と論理構造 ・論理思考の基本 ・推論 ・基本的論理思考 ・因果と相関 ・具体化と抽象化 ・演習 など 【仮説の検証】 当然ながら仮説は構築して終わりではないので、絶対必須の仮説検証の考え方、進め方と方法・テクニックについて解説します。 ・検証の基本 ・反証法 ・意見、事実と論理性 ・論理検証 ・検証方法 ・クリティカルシンキング ・注目点 ・オッカムのカミソリ ・他者 ・演習 など 【その他のポイントと補足】 ここまでで述べてこなかった、仮説構築から検証までのプロセスにおけるその他のポイントや補足点について解説します。 ・直感(ヒラメキ) ・フィルター ・仮説構築力を高める ・情報量 ・多面性 ・認知バイアス ・フォーカシング効果 ・時間 ・発見 ・演習 など 【まとめ】と質疑 |
セミナー内容の一部がHP記載と変更になる場合があります。