また、ドライヤーのように激しい空気の流れだけでなく、保冷剤から出る冷たい空気がゆっくりと下降する様子も確認できます。どうして目では見えない空気の流れを、スマホ搭載カメラだけで観測できるのか、開発者のkambaraさんに仕組みを聞きました。 アプリには「背景型シュリーレン法(BOS法)」という、密度変化を可視化する手法を使っているといいます。「暑い日に道路がモヤモヤと揺らいで見えることがあるかと思います。その原因となっている、温度の変化で空気の屈折率が変わり、光が曲がる現象を応用しています。ドライヤーや保冷剤ぐらいの温度変化でも屈折率は変化するのですが、肉眼ではほとんど見えません。そこで、被写体の背景に特殊な模様の画像を置いて、カメラに映るごくわずかな画像の揺らめきを捉え、さらに画像処理でハッキリと見えるようにしました」(kambaraさん) この手法自体は新しいものではないものの、「大掛か