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新内閣発足
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ジオン公国軍およびその系譜にある組織、団体におけるMSやMAの「II」が、いろいろ読み方があるという問題に関連し、「メーカーごとに違うのでは」との声が。確認してみましょう。 ジオニック社は「ツー」、ツィマッド社は「ツヴァイ」? 「II」はツヴァイとドイツ語読みです。「HGUC 1/144 リック・ドムII」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ マグミクスは2025年9月30日、「『ガンダム』のMS『リック・ドムII』←なんて読む? 宇宙世紀の言語どうなってる問題」と題した記事を配信しました。リック・ドムIIの「II」をドイツ語読みで「ツヴァイ」と読む一方、ザクIIは英語読みで「ツー」と読む不統一について、宇宙世紀の言語事情を考察した内容です。 元記事では、ジオン側の人名に多種多様なルーツが見られることから、複数の言語が入り混じる社会である可能性が指摘されていました。その
2025年秋の放送を予定していたアニメには、諸事情により延期を余儀なくされた作品も少なくありません。作品数の多さを背景に挙げる視聴者の声もあるなか、惜しまれつつ延期を発表する作品が続いています。 相次ぐ延期発表に「作品数が多すぎ」の声 見た目は清楚だけど本性は…… TVアニメ『対ありでした。 ?お嬢様は格闘ゲームなんてしない?』ティザービジュアル (C)2025 江島絵理/KADOKAWA/「対ありでした。」製作委員会 2025年秋アニメで放送延期となった作品が相次ぐなか、マグミクスでは「放送延期が決定した2025秋アニメ『神作画のためなら』『いくらでも待つ』と前向きな声集まる」と題した記事(2025年9月17日配信)を公開し、多くのコメントを集めました。 記事内では『とんがり帽子のアトリエ』『姫騎士は蛮族(バルバロイ)の嫁』『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』の延期情報を、作品の
竹野内豊さんらが出演した実写映画『雪風 YUKIKAZE』が、8月15日から全国で劇場公開されます。太平洋戦争で「幸運艦」と呼ばれた駆逐艦「雪風」に乗ったクルーたちと、彼らの家族の物語です。特撮映画やSFアニメにも引っ張りだこな「雪風」は、なぜ「幸運艦」と呼ばれるようになったのでしょうか? 太平洋戦争末期に米軍によって撃沈された戦艦「大和」は悲劇の軍艦として知られていますが、「幸運艦」と呼ばれた駆逐艦が存在したことはご存知でしょうか? 太平洋戦争の主な海戦に参加しながらも、終戦まで無事に生還を続けた「雪風」のことです。 山崎貴監督の特撮映画『ゴジラ-1.0』(2023年)では、ゴジラを撃退する「わだつみ作戦」の中核を担う役割を果たしました。また、SFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』では、主人公・古代進の兄である古代守が艦長を務めるミサイル艦「ゆきかぜ」が登場します。ガミラスと最後まで戦った古代守は
スタジオジブリ作品の中で初めて日本のNetflixで配信されることになった『火垂るの墓』について、注目度が高まる今だからこそ、清太とおばさんについて考えてみました。 2025年7月15日よりNetflixで高畑勲監督『火垂るの墓』の配信がスタートしました。また、終戦から80年を迎える8月15日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系)で7年ぶりに地上波放送されます。 不朽の名作といわれる『火垂るの墓』について、たびたび「清太はクズ」「西宮のおばさんは正しい」「兄妹が死んだのは清太の自己責任」という声があがります。清太と節子の兄妹は、西宮のおばさんの家に身を寄せますが、待遇の違いや「疫病神」などの嫌味に我慢しきれず家を飛び出してしまい、やがて死に至ります。1988年の公開当時は「おばさんはひどい」と非難する声が多かったようですが、現在は次のようなおばさんのセリフに共感する人が増えています。 「え
マグミクスが配信した「モヤァ…『スッキリしない最終回』を迎えた昭和ロボットアニメ 大人ですら理解不能だった?」という記事に、多くの反響が寄せられました。当時理解困難だったものの強烈な印象を残した作品への複雑な感情が垣間見えます。 マグミクスが配信した「モヤァ…『スッキリしない最終回』を迎えた昭和ロボットアニメ 大人ですら理解不能だった?」という記事に、当時のリアルタイム視聴者からさまざまな想いが寄せられました。当時は理解困難だったものの、強烈な印象を残した作品への複雑な感情が浮き彫りとなっています。 元となる記事では、1983年から1984年にかけて放送された『超時空世紀オーガス』の衝撃的な最終回を紹介しました。主人公の「桂木桂」が時空修復のため過去の自分と対峙し、互いに引き金を引いた瞬間に物語が突然終了。その後は複数の「あり得る未来」が静止画で提示されるという、当時としては極めて前衛的な
2021年に公開され話題となった『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。この冬公開予定の続編『キルケーの魔女』を前に、改めて注目したいのが主人公ハサウェイ・ノアの壊れた人物像です。監督自らが「自分ではまともだと思っているが実際は壊れている」と語る彼の異常性は、一体何に起因するのでしょうか。 この春『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 』で盛り上がったガンダム界隈ですが、最終回の興奮冷めやらぬなか、新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』(以下キルケーの魔女)の今冬公開が発表されたことは、ガンダムロスに苦しむ人に希望をもたらしたことでしょう。 『キルケーの魔女』は、2021年に公開された『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の続編で、全三部作の2本目にあたる作品です。本シリーズは「ガンダム」シリーズの生みの親・富野由悠季氏による同名小説を原作としており
最終回は物語の集大成として、すっきりとした結末を期待するものです。しかし1980年代から1990年代のロボットアニメには、子供たちには難解過ぎるラストを迎えた作品がありました。 子供の頃にロボットアニメを観ていて、「最後がよく分からなかった」という経験はありませんか。特に1980年代から1990年代にかけて放送された一部の作品は、大人でも理解に苦しむほど複雑で哲学的な結末を迎えるものがありました。当時の少年たちが「え、どういうこと?」と困惑した、そんな難解すぎる最終回とは。 ●『装甲騎兵ボトムズ』―主人公補正の究極系が選んだ道 1983年に放送された『装甲騎兵ボトムズ』は、高橋良輔監督による傑作リアルロボットアニメです。主人公の「キリコ・キュービィー」は「異能生存体」と呼ばれる特異体質の持ち主で、どんな窮地に陥っても絶対に死なないという究極の主人公補正を持っていました。 しかし、この「死な
2025年6月24日深夜放送の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』最終回を受けて、X(旧:Twitter)では「サザビー」がトレンド入り。なかでも注目を集めているのが「山下いくと版サザビー」です。1989年に描かれたこの機体は、オリジナルとは全く異なる美しいデザインで多くのファンを魅了しています。 「エヴァ」にも通じるデザイン美学 元の「サザビー」は、重厚感あるデザインが特徴的。画像は「RG 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア サザビー 1/144スケール 色分け済みプラモデル」(BANDAI SPIRITS) 2025年6月24日深夜放送の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』最終回を受けて、X(旧:Twitter)では「サザビー」がトレンド入りし、「山下いくと版サザビー」に注目が集まっています。 この「山下いくと版」サザビーとは、いったい何なの
日本芸術院の受賞者らとの宮中茶会で、愛子さまが富野由悠季監督と『機動戦士ガンダム』について懇談されたとの報道が話題に。SNSでは「ガンダムの話題」がトレンド入りし、ファンからは驚きや親近感の声が続々と寄せられています。 2025年6月24日深夜に『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX』最終回の放送が迫るなか、天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまが、富野由悠季監督と『機動戦士ガンダム』の話題で懇談されたとの報道を受け、SNSで「ガンダムの話題」がトレンド入り。皇室とガンダムの意外な交わりに、ファンからは驚きと感動の声が相次いでいます。 6月24日、6年ぶりに開催された日本芸術院の茶会に、愛子さまが初めて参加され、新会員の富野由悠季監督と『機動戦士ガンダム』について和やかに懇談されました。富野監督は今年、アニメーション分野では初めて日本芸術院会員に選出され、『機動戦士ガンダム』をはじめとする数々の
日本最大級のアニメ関係者データベース「アニメ@wiki」の管理人にインタビューしました。2025年6月1日からの有料化の背景には、どんな思いがあったのでしょうか。 スタッフ情報を気にするようなアニメファンなら、「アニメ@wiki」というサイトを一度は訪れたことがあるでしょう。アニメスタッフごとに担当作品や担当話数などがまとめられたサイトです。2025年6月1日からのサイト有料化に大きな反響があったものの、それ以上に巨大で有用な「アニメ@wiki」を17年間たったひとりで更新し続けていたことへの驚きの声も見られました。 管理人のケンジさんは地方在住で、『新世紀エヴァンゲリオン」からアニメの制作者に興味を持ち始めた男性です。そんなどこにでもいそうなアニメファンが、登録作品数6500本以上、登録アニメ関係者3万6000人以上という巨大なデータベースを構築した17年の歩みと苦悩を聞いてみました。
創作物において、架空の地名や施設名などはどのように決めるのでしょうか。「ガンダム」の世界において独特な響きを持つ「ア・バオア・クー」の由来について、中心スタッフ、そして富野監督に直接伺ったその答えは。 『機動戦士ガンダム』最終決戦の舞台 アムロやララァの背後に見えるのが宇宙要塞「ア・バオア・クー」。劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』ポスタービジュアル (C)創通・サンライズ 2025年、アニメファンのあいだで話題をさらっているもののひとつに『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』があります。 テレビ放送も始まり今後の盛り上がりも楽しみなところですが、全てのシリーズの基本となる1979年の『機動戦士ガンダム』も、まだまだその人気は衰えず、『GQuuuuuuX』公開のおかげで、かえって初めて「ガンダム」の世界に興味を持った新しい世代のあいだで話題になっている
科学特捜隊の日本支部にいたホシノ少年は、なぜ消えてしまったのでしょうか? 1966年『ウルトラマン』名物子役の降板理由とその後の消息を解説します。 『ウルトラマン』の登場人物は「科学特捜隊」の隊員たちを含め、みんなチャーミングで、どこか謎めいた雰囲気の持ち主ばかりです。そのなかでもとりわけ、立ち位置が謎めいていた人物といえば、「ホシノ・イサム」少年ではないでしょうか。 小学生ながら科学特捜隊の日本支部にほぼ自由に出入りし、ときに怪獣退治に貢献する活躍を見せました。では、科学特捜隊の誰かの親戚なのかと思えば、とくにそういう設定はなく、初登場の時点ですでに「ホシノくん」として科学特捜隊に受け入れられています。全くもって、謎なのです。 そして、ホシノ少年の最大の謎といえば、突然「物語から消えてしまった」ことでしょう。いったい、なぜなのか。まずはホシノ少年の活躍を振り返ります。 第3話では単身で怪
画期的だったνガンダムのデザイン 「HGUC 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア νガンダム 1/144スケール」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ 1988年、「機動戦士ガンダム」シリーズの劇場用第4作目として製作されたのが『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』です。 第1作の『ガンダム』で人気を博した、敵・ジオン公国の将校「シャア」が『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』を経て、再びネオ・ジオンの総帥として地球人類の粛正を強行しようとする、いわば「ガンダム第1期」のしめくくりと位置付けられるファン必見の作品です。 本作も含め、ガンダム作品の全ては「原作」という立ち位置から、富野監督が発案しているようにとられがちですが、いくら富野監督が超人的なクリエイターだとしても、商業アニメーションは決してひとりで作れるものではありません。作画等の実作業はもちろんですが、作品のア
マグミクス アニメ 『ガンダム』シャアの名前の由来は「シャーっと来るから」はホント? 名付けの真相と“もうひとつの説” 『ガンダム』シャアの名前の由来は「シャーっと来るから」はホント? 名付けの真相と“もうひとつの説” 2025.03.07 風間洋(河原よしえ) 赤いものを見ると「これ、3倍速いのか?」というギャグが飛び出すほど有名な「赤い彗星のシャア」。いまさら説明の必要もないでしょう。1979年の『機動戦士ガンダム』に登場した主人公の宿敵です。 真っ赤な軍服に身を包み、専用のモビルスーツで主人公の前に立ち塞がるシャアは、その見た目の格好良さもあって、放送当時から、まず女性のアニメファンのハートを捕らえて注目を浴び、人気を得ました。 その後、数奇な運命を背負った設定などとともに、『機動戦士Zガンダム』にも重要な役柄で登場、劇場用作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、タイトル名になる
39年前に発売された「ディスクシステム」は、多くの子供たちが憧れるのに十分な機能と魅力を備え、数々の名作シリーズもここから生まれました。ただ、あとになってわかることですが、この周辺機器にはザンネンな部分もあったのです。 39年前の今日、1986年2月21日は、ファミリーコンピュータ(ファミコン)向け周辺機器「ディスクシステム」が発売された日です。それまでのゲームカセットよりも大容量の「1M(メガ)ビット」を備え、プレイ内容をディスクに保存でき、玩具店などでたった500円で新しいゲームに「書き換え」ができるなど、さまざまな新機軸が盛り込まれました。 そのような新しいメディアで、『ゼルダの伝説』『悪魔城ドラキュラ』『メトロイド』など、後世に知られる名作シリーズが生まれました。ファミコン本体とほぼ変わらない1万5000円という価格で、簡単に手が出せるものではありませんでしたが、ファミコンに夢中だ
マグミクス アニメ 『ザンボット3』“皆殺しの富野”は誤解だった? 幻の自筆原稿が語る「衝撃ラスト」の真意 『ザンボット3』“皆殺しの富野”は誤解だった? 幻の自筆原稿が語る「衝撃ラスト」の真意 2025.02.09 風間洋(河原よしえ) 最終回に登場キャラクターが次々と死んでゆく……。 『伝説巨神イデオン』で、舞台である宇宙ごと葬ってしまうという驚きの終焉を描いたことが注目され、『無敵超人ザンボット3』『聖戦士ダンバイン』でもメインキャラクターはことごとく死亡、さらには初監督作品『海のトリトン』で、実は主人公側が敵側を滅ぼしていたというショッキングな善悪の逆転劇を見せたのが、『機動戦士ガンダム』で著名な富野由悠季監督です。 とにかく富野作品は人が死ぬ。そんなイメージから、いつしか「皆殺しのトミノ」などという、いささか不名誉?な称号をもらってしまった富野監督ですが、いまから半世紀近く前、富
毎年毎シーズンごとに多くのアニメが放送されていますが、なかには地上波で放送できたのが不思議なくらいきわどい作品もあります。「地上波放送とは思えない」と視聴者を驚かせた、代表的な作品を振り返りましょう。 毎年多くのアニメ作品が放送されるなかで、きわどい要素に振り切った作品など、地上波で放送されたことに驚くようなアニメも存在しています。そうしたな作品は地上波で放送するために、どのような工夫が施されたのでしょうか。 お色気要素がきわどいアニメとして多くの人に知られている作品といえば、同題の成人向けアドベンチャーゲームを原作とする『ヨスガノソラ』でしょう。両親の死をキッカケに、地方の町に引っ越してきた主人公の「春日野悠」(かすがの はるか/CV:下野紘)が、双子の妹「穹」(そら/CV:田口宏子)をはじめとしたヒロインたちと交流していきます。 あるヒロインとのエピソードを描いたのち、物語の分岐点に戻
「ロードが長過ぎたり頻繁過ぎるあまりゲームのプレイを挫折した」という事態は、こんにちではあまり見られなくなったものの、昭和や平成初期にはそこそこ聞かれるエピソードでした。そうしたファミコンやパソコンのレトロゲームを振り返りましょう。 長過ぎるロード時間にプレイを投げ出したファミコンのゲーム 「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」は1986年2月21日、1万5000円にて発売された (マグミクス編集部撮影) 技術が進歩したことにより、令和の現代で「ゲームのロードが長過ぎてうんざりする」という話は滅多に聞かなくなりました。昭和から平成初期にかけてのゲーム作品には、この「ロード時間が長過ぎてイライラする」という現象がそれなりに見られ、そうした斜め上の方向からプレイヤーにインパクトを与えたことで広く知られるタイトルもあります。 ファミリーコンピュータのディスクシステム用ゲームにも、そうした「
「以前から、父に『ドラクエ3は名作だ!』とうんざりするほど聞かされてきたのですが、HD-2D版をプレイしてみての感想は正直、微妙……。本当にこれが日本で大ヒットしたのでしょうか?」という質問が大手質問サイトに投稿され、ファミコン世代からの回答が寄せられています。 「人生初『ドラクエ3』をプレイしました。以前から、父に『ドラクエ3は名作だ! 発売日は行列ができるほどだった、日本中がハルマゲドンだった!』とうんざりするほど聞かされてきたのですが、HD-2D版をプレイしてみての感想は正直、微妙……。本当にこれが日本で大ヒットしたのでしょうか? どうしてこの程度で?」 HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』をプレイし、父から「名作だ」と聞かされてきたことについて疑問を感じた人から、本当に名作なのか、という質問が投稿されました。質問に対しては、ファミコン時代の熱狂を知る人たちからの回
2025年1月17日、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)-Beginning-』が公開。SNSでは「古参ガンダムファンこそ見るべき」という声が続出したほか、新規ファンからも支持を集めているようです。 2025年1月17日、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)-Beginning-』がついに公開。公開前はサンライズとスタジオカラーのタッグによる制作や、庵野秀明さんも参加という情報も相まって、「エヴァ色が強過ぎるのでは?」「また女性が主人公か……」などの懸念の声も一部で上がっていました。しかし、ふたを開けてみれば、古参ファンを中心に絶賛の声が相次いでいます。 「俺たち古参ガンダム世代が観たかったものを作ってくれた」というコメントが示すように、多くの古参ファンが作品を高く評価。「シナリオからアクションまで一級品」との声も上がってい
『海のトリトン』は、最終回で視聴者を驚愕させた伝説のアニメとして知られています。手塚治虫原作、富野由悠季初監督作品の本作で、なぜ主人公が「悪」になったのでしょうか。 青い海の中で繰り広げられる勇敢な少年の冒険物語――。そう思って見ていた子供たちは、最終回で凍りつきました。 TVアニメ『海のトリトン』は、50年以上経ったいまでも「伝説の最終回」として語り継がれています。なぜなら、物語の最後で明かされた真実が、それまでの「善悪」の概念を完全に覆したからです。 『海のトリトン』は、「マンガの神様」手塚治虫が原作を手がけた作品です。1972年に放送されたアニメは、後に『機動戦士ガンダム』の生みの親となる富野喜幸(現・富野由悠季)氏の初監督作品でした。 物語の前提は、5000年前のアトランティス大陸でポセイドン族との争いで滅ぼされたトリトン族の末裔である少年トリトンが、海の支配を企むポセイドン族を倒
「ガンダム」シリーズのザクやジムは、その派生機の多さでも知られます。プラモデルのラインナップ拡充というオトナの事情はさておき、実在する戦闘機でもそのような例は見られるものでした。 「派生機」というのも「リアル路線」 映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』より、スレッガー搭乗機を立体化。「HG 1/144 ジム (スレッガー搭乗機)」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ 「機動戦士ガンダム」シリーズのモビルスーツ(MS)における名脇役(ときに主役ともなる)に「ザク」や「ジム」といった量産機が存在します。これらのMSは多数の派生型が存在し、さまざまな用途や作戦に対応する汎用性の高さが特徴です。 この特徴は、実際の軍事兵器、特に戦闘機にも共通しています。現実の戦闘機も、多数の派生型を持つ例が数多く存在し、そのなかでも特に顕著な例がF-16「ファイティング・ファルコン」
人気マンガの中には連載が安定しない作品もあります。ファンのなかには休載やページ減を嘆いて文句をいう方もいるでしょう。しかしどんなに待たされても待ち続ける! という訓練されたファンに支えられているのが『ファイブスター物語』といえるでしょう。 単行本よりも設定資料集のほうが多いってマジ? ←本当です 『ファイブスター物語』第1巻 1998EDITION 著:永野護 (KADOKAWA) 「休載をものともしないファン」という点で、『ファイブスター物語』は特異といえるでしょう。 1986年から2024年現在に至るまで、緻密な設定と壮大な物語を紡いできた『ファイブスター物語』は、数千年、数万年にも及ぶ「ジョーカー太陽星団」の歴史年表をもとに、究極の人型戦闘兵器「モーターヘッド」とそのパイロットである超人「ヘッドライナー」、モーターヘッドの操縦をサポートする人工生命体「ファティマ」たちの戦いの歴史が描
PS2発売から20年以上が経過した現在、ネット上ではその中古ソフト価格が高騰している、という声をあちこちで聞きます。実際、高くなっているようです。なぜここにきて高騰しているのでしょうか。 「PlayStation」発売から30周年を記念した特設サイトが公開されたなか、SNSやYahoo! ニュースのコメント欄では「最近はプレステ2の中古ソフトが高すぎる!」という声が多く挙がっていました。実際、高騰しているのでしょうか? 結論からいえば、PlayStation 2(以下PS2)のレアソフトの価格は高騰しています。レアソフトの代表格ともいえるケイブの『鋳薔薇(いばら)』は、中古ゲームソフト取扱店における5年前の買取価格が7000円前後だったところ、2024年11月現在は1万3000円から2万5000円程度にまで上がり、店頭販売価格も5万円を超えている例が見受けられます。大手フリマアプリでは通常
『葬送のフリーレン』のXアカウントの投稿を目にしたことはありますか? ファン心をくすぐる投稿が多く、投稿には1万から2万件のいいねが付くほど人気を博しています。今回は『フリーレン』公式Xを運営する「中の人」に話を聞きました。 『葬送のフリーレン』は、原作:山田鐘人先生、作画:アベツカサ先生によるマンガを原作とした作品です。もともと魔王を討伐するために結成された勇者一行のひとりである、エルフ「フリーレン」は1000年以上も生きる種族でした。勇者の死を経たフリーレンが「人間を知る」旅に出ます。 2023年9月より2クール連続で放送されたアニメ『フリーレン』では、原作の雰囲気そのままに、マンガでは表現できない音楽や新カット、技の描写などで世界観の幅を広げました。また静かではあるものの感情を揺さぶられるストーリーが老若男女問わず受け入れられ、広く支持を集めています。 放送後も『葬送のフリーレン』公
2024年10月25日公開のアニメ映画『がんばっていきまっしょい』は、原作や実写映画版とは正反対ともいえる要素がありつつも、リスペクトと愛情にあふれた素晴らしい作品でした。不安の声があった3DCGの出来映えも含め、絶賛します。 2024年10月25日より、アニメ映画『がんばっていきまっしょい』が劇場公開されます。同作は1998年に実写映画化、2005年にドラマ化もされた、敷村良子さんの小説が原作です。 今回のアニメ映画はそれぞれの過去作品に親しんだ人、豪華な声優陣のファンはもちろん、後述する理由で「無気力」を感じたことのあるすべての人に届いてほしいと心から願える、素晴らしい作品でした。 原作者の敷村良子さんは本作について「スポ根ではないスポーツを描いた新しい青春アニメ映画の誕生」、本作を手掛けた櫻木優平監督は「スポ根映画というよりは青春映画として、老若男女問わず広い層の方々に楽しんでいただ
2024年上半期公開のアニメ映画のなかには、「トラウマ級」「もはやホラー」とも語られるほど、強烈な内容で支持を受けた作品もありました。公開されている本編映像やキャッチコピーを鑑みれば、「注意喚起」もされていたようです。 2024年の上半期が終わり、多数のアニメ映画が公開されました。そのなかには、強烈なインパクトのある、いい意味でトラウマ級の恐ろしさがあるとも語られた作品もあります。これから振り返る3本にはいずれも、公式からの「注意喚起」もあったのです。 ●『トラペジウム』 『トラペジウム』は元「乃木坂46」の高山一実さんが、現役アイドル時代に執筆していた小説を原作とした作品です。アイドルを目指す主人公「東ゆう」の物語で、もちろん物理的に誰かを傷つけるような残酷描写はなく、レーティングは全年齢指定なのですが、「心の痛み」を届ける場面の描写は「本気」でした。 主人公が「ガンギマリ」の目で両手を
80年代アニメソングの名曲として今も愛される『Zガンダム』の主題歌は、海外の超有名ミュージシャンとの異色のコラボによるものでした。なぜそのようなコラボが実現したのでしょうか。 80年代アニメソングの大きな潮流とは? 「星空のBelieve」「銀色ドレス」も収めるCDシングル「Z・刻を越えて/水の星へ愛をこめて」鮎川麻弥/森口博子(キングレコード) (C)創通・サンライズ 2018年にNHKが実施した一般投票企画「全ガンダム大投票40th」の「ガンダムソングの部」で第1位に輝いたのは、『機動戦士Zガンダム』(1985年)のオープニング曲だった森口博子さんによる「水の星へ愛をこめて」でした。同じく『Zガンダム』オープニング曲である、鮎川麻弥さんが歌唱した「Z・刻をこえて」は第9位、ランク外でしたが鮎川麻弥さんによるエンディング曲の「星空のBelieve」も高い人気を誇っています。 これら3つの
1990年代に流行した『ときめきメモリアル』に代表される「恋愛シミューレ―ションゲーム」は、2010年代から徐々に勢いを失ってきました。現在、特に男性向けの恋愛シミュレーションゲームの最新作がなかなか出てこない状況です。なぜなのでしょうか。 1990年代、『ときめきメモリアル』(以下、ときメモ)に代表される「恋愛シミューレ―ションゲーム」が大流行しました。2000年代以降も各社から新作タイトルが発売されてきましたが、2010年代からはスマホアプリと入れ替わるような形で完全に勢いを失ってしまいます。現在、特に男性向けの恋愛シミュレーションゲームの最新作がなかなか出てこない状況です。なぜなのでしょうか。 つい先日、2024年5月18日から19日にかけて、東京の立川ステージガーデンでPCエンジン版『ときメモ』発売から30周年を記念した「ときめきメモリアル 30th ANNIVERSARY LIV
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