DMMではこの2年間、AI活用の検証に注力してきました。現在は、実務面でも明確にAI活用によるデザイン業務の生産性の向上が測定できるフェーズに入っています。 このタイミングで、あらためてデザイナーの価値を発揮する方向性を定義するべきだと考え、2024年にAI時代における「デザイナーAI活用人材ロードマップ」を設計し、人材戦略としてデザイン組織に向けて発信しました。 デザイナーAI活用人材ロードマップこの事例では、そのロードマップの詳細をまとめています。 AI時代におけるデザイナーの役割の定義に悩んでいる組織は少なくないはずです。私たちの取り組みが、 一助になればという思いから、背景や考え方も含めて公開することにしました。 まずは、デザインに関わるAIツールの発展状況について簡単に整理しておきます。 ここ数年、デザイン領域でもAIツールの進化は著しく、画像生成、レイアウト提案、ユーザーテスト