■第2四半期減収減益も期初業績予想からは上振れ 国内最大手のアニメ制作会社東映アニメーションは、2025年10月29日に、2026年3月期第2四半期の決算発表をした。連結売上高は449億5400万円(8.2%減)、営業利益は166億3800万円(2.1%減)と過去最高であった前期より小幅減少となった。 映像製作・販売が前年にあった『スラムダンク』『ゲゲゲの鬼太郎』の国内配信権販売の反動で二桁減、また『THE FIRST SLAM DUNK』の反動があった商品販売も売上高で23.6%と下げ幅が大きかった。一方版権事業は海外向けに『ワンピース』『デジモン』『ドラゴンボール』が好調で増収増益であった。 減収減益ではあるものの売上高では通期業績予想並み、利益面では期初予想から上振れしている。通期連結売上高880億円、営業利益260億円、経常利益267億円、当期純利益191億円の予想は据え置いた。