crashコマンドではダンプファイルを解析するのに使用しますが、ダンプがなくても現時点のカーネルの状態をcrashのlive systemで確認することができます。 crashのlive systemではカレントプロセスのバックトレースを表示させることができませんが、今回はそれを無理矢理 表示させる方法を紹介します。 以下のコンフィグを有効にしたカーネルを作成して起動します。 Kernel hacking ---> Kernel debugging このコンフィグを有効にするとデバッグ情報が入ったカーネル(vmlinux)が作成されます。このカーネルを/bootなどに置いておきます。今回の場合はvmlinux-2.6.15-testにしました。 このときのカーネルで再起動して以下のコマンドを実行します。 # crash /boot/vmlinux-2.6.15-test cras