農水省が31日、全国約1000店舗のスーパーを対象にしたお米の販売数量・価格の推移(10月20~26日)を発表し、右肩上がりで高騰している銘柄米が5キロ4523円となった。 【写真】方向性真逆の新旧の農水大臣 視線も全く合っていない2ショット 今年2月には3800円台だったが、その後、4400円台まで上昇。小泉進次郎前農水大臣が就任して備蓄米放出を行った時期に一時下落傾向となったが、7月頃から再び上昇に転じていた。 小泉氏の後任で、高市早苗政権で農水大臣となった鈴木憲和大臣が就任会見で、米価高騰対策としての増産や備蓄米放出に否定的な見解を示し「私たち農林水産省が価格にコミットすることは、政府の立場ですべきでないと考えます」「価格はマーケットの中で決まる」と発言。石破茂政権時に示された増産策を事実上否定した。 31日の会見でも「いますぐに大幅増産に踏み切れば、需給のバランスを崩すと認識してい