子供アザラシ保護相次ぐ 小樽 (03/08 12:15) 小樽港マリーナで保護されたゴマフアザラシ 【小樽】小樽市内の港湾施設などで衰弱して発見されたゴマフアザラシの保護が相次いでいる。おたる水族館(祝津3)が2月末から、3頭を保護。すでに1頭は死亡したが、飼育員らは回復を願い、懸命の治療を続けている。 小樽市築港の小樽港マリーナでは、2月末からゴマフアザラシ1頭が海面から顔を出し、船舶オーナーらの目を楽しませていた。だが、6日朝に船舶上架用のレール付近でぐったりしているのを、マリーナの管理事務所職員が発見し、同水族館に連絡した。 同水族館の角川雅俊海獣飼育課長らがアザラシを保護。1歳のメスで体長103センチ、体重24キロだった。エサを食べることができずに衰弱していたとみられ、栄養剤を注射するなど治療を施した。 市内では2月28日に祝津、3月2日に小樽運河でも保護され、いずれも1歳のメスだ