【11月4日 AFP】英国の大学が中国政府からの圧力に屈服し、中国における強制労働に関する研究を中止していたことが分かった。この研究を主導し、中止の動きに抵抗してきた教授が3日、明らかにした。 現代の奴隷制に関する学術研究で世界的に知られるローラ・マーフィー教授は、自身の研究を縮小し、研究計画の180度転換を余儀なくさせたイングランド中部にあるシェフィールド・ハラム大学の決定に抗議するため、人権弁護士を雇い、異議を申し立てた。 マーフィー氏は、中国北西部・新疆ウイグル自治区における強制労働とさまざまなグローバルサプライチェーンとのつながりについて、数多くの報告書を発表している。 中国は、新疆ウイグル自治区における強制労働疑惑を一貫して否定している。新疆ウイグル自治区にはイスラム系少数民族が暮らしており、人権団体によれば、迫害を受けているとされる。 訴訟を起こした後、マーフィー教授は、自身が