自治体で標準化対応をしています。以前Xで「後期高齢者医療制度は体感、システム標準化の100倍辛かった」というポストを拝見しました。高橋様はどのような関与でどのような辛い仕事だったのか教えてください。自身の標準化の仕事の参考にさせていただきたく存じます。 これは当時の時代背景から説明する必要があります。残念ながらネット上においても当時の状況を正確に記した記事は非常に少なくなってしまっています。 高齢者医療制度の開始は高度成長期の昭和48年であり、当時は70歳以上は医療費無料でした。 それにより高齢者の受診率が増加し、また少子高齢化により財源の問題が課題となり、何度か制度改正を繰り返されましたが、解消には至らず抜本的な見直しが必要とされていました。 それが後期高齢者医療制度です。 制度の開始自体は平成20年4月でしたが、準備事務は平成18年ごろから開始されており、自分も担当者として従事していま