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大阪府立高100校の教室リフォームへ…30億円以上かけ、無償化や公立離れ対策

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 大阪府は、2026年度以降に30億円以上かけて府立高校約100校の教室をリフォームする方針を固めた。府独自の高校無償化や少子化の影響で公立離れが進む中、校舎の改修で魅力を高めたい考えだ。合わせて、府立支援学校約30校でも実施する。

大阪府庁
大阪府庁

 既に一部で試験的に実施しており、吉村洋文知事が24日、今夏にリフォームを行った府立泉陽高(堺市)を視察。真新しく明るい雰囲気の床や壁を確認した。

 府立高は施設の老朽化が進み、今年3月時点で生徒の募集停止が決まった学校と通信制を除く全136校のうち、8割で校舎などが築40年を超えている。府の調査で、私立に進学した生徒の保護者の7割以上が「設備が充実している」ことを理由に挙げており、設備の古さが公立離れに拍車をかけているとして対策に乗り出す。

 建て替えには約10年と100億円規模の予算が必要なため、夏休みなどに工事でき、費用を抑えられるリフォームの実施を決めた。普通教室と廊下の壁や天井を塗り直し、床の凹凸をなめらかにしてクロスを貼るなどの手法を想定している。

 府が24年度から段階的に進めてきた所得制限のない高校無償化は、26年度に完全移行し、全学年で導入される。この間、私立の人気が高まり、公立離れが進んだ。私学団体の推計では25年度入試で、府内の公立中卒業者のうち、初めて4割以上が私立高校に進学した。

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