ドジャース・山本由伸投手(27)が1日(日本時間2日)ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦にリリーフ登板し、チームの連覇に大貢献。先発として2勝、救援で1勝の計3勝をマークし、文句なしのMVPに選ばれた。
同点だった9回一死一、二塁から登板するとバックの守りにも助けられ、二ゴロ、中飛でピンチを脱出。6回1失点で勝利投手となった第6戦からの連投にもかかわらず、懸命に腕を振り続けた。延長10回は三者凡退、そして11回はバッテリーを組むスミスの値千金のソロで1点を勝ち越したマウンドとなり、最後は一死一、三塁のピンチでカークを遊ゴロ併殺に打ち取り、歓喜の瞬間を迎えた。
WS初登板となった第2戦では完投勝利。不安定な救援陣をカバーし、この日も〝中0日〟で2回2/3を投げ抜いた。この活躍に米メディアも脱帽するばかりだ。
「FOXスポーツ」(電子版)は「山本由伸は2025年のワールドシリーズでドジャースの伝説になった」と絶賛し「その証しとしてMVPを受賞した」と激賞。「MLB公式サイト」も「休養ゼロでワールドシリーズMVPに選ばれた不屈の山本!」と伝えるなど賛辞が続々と並んだ。
山本はWSで計3試合に登板して17回2/3を投げて防御率1・02。3勝を記録したのは2001年のランディ・ジョンソン以来の快挙となった。今年が移籍2年目だった山本がドジャースの正真正銘のエースに成り上がった。












