丹村飛竜(41=山陽)が2着を確保し、6年ぶりの大会優出を決めた。
準決勝戦10Rで2枠の丹村は、青山周平と栗原佳祐のスタート争いを見つつ3番手を確保すると、序盤は差し場を狙う展開となった。レースが動いたのは7周1コーナー。動きが落ちてきた栗原のインに入り差し切り、2着で優出を決めた。
「エンジンはいい人と比べると全然だめだけど、4日目からはバネ調整をして練習が良かったのでそれを信じて行きました。レース道中、前(栗原)が締めて走るようになってペースが下がったので、仕掛けどころを探った。もう少し先がグッと行ってくれればいいので、リング交換を考える。タイヤは4日目のタイヤ(3日目の雨おろし)。スタートはクラッチを扱って自分なりにはよく切れたけど、3番(栗原)、4番(青山)は異次元だった。クラッチを点検して練習します。SS(王座決定戦)にも行きたいのでポイントを取れるように頑張りたい」。
19年飯塚大会以来となる優出を果たした丹村。25年後期適用ランクで3期ぶりの山陽地区NO・1に返り咲くなど、近況は全盛時の動きを取り戻しつつある。強敵ぞろいの優勝戦だが、一発を決めて初のSGタイトルを狙う。