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病院に行くほどでもない、行けない、誰にも話すことが出来ないなどの悩みがある方、メールでお話ししませんか? 当事者カウンセラーkeiに相談してみませんか?? keiはうつ病持ちで会社・社会からドロップアウトしました。 カウンセリングと言っても専門的なことは病院の先生・心理士さんに任せた方が安心だと思います。その前に軽く話してみてください。ブログ名にもあるように「聞き専」です。話したいと思ったことどんどん話してみてください。

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睡眠負債

「睡眠負債(すいみんふさい)」について、まとめておきたいと思います。

日本における睡眠負債の現状と解釈及びその解消方法について|保土ヶ谷区の整形外科・内科|横山医院|リハビリ・在宅医療


睡眠負債とは?

必要な睡眠時間より不足した分が少しずつ蓄積し、心身に悪影響を及ぼす状態のことです。
“寝不足が借金のように積み重なる”イメージです。


起きやすい症状

  • 日中の強い眠気・集中力低下

  • イライラ・不安感の増加

  • 判断力の低下、ミスが増える

  • 太りやすくなる

  • 免疫力低下で風邪をひきやすい

  • うつ病・不安障害のリスク上昇


どれくらい寝ればいい?

  • 大人の理想:7〜8時間前後
    ※個人差あり。
    休日に寝だめしたくなる人は、普段の睡眠が足りていないサイン。


睡眠負債の返し方

1️⃣ まずは「起床時間を固定」

体内時計が整い、夜に自然と眠くなりやすくなる。

2️⃣ 平日の睡眠時間を15〜30分ずつ増やす

一気に増やすよりも「毎日少し増やす」が効果的。

3️⃣ 寝る前の刺激を減らす

  • スマホは寝る30〜60分前にオフ

  • カフェインは夕方以降控える

4️⃣ 昼寝は短く

  • 15〜20分まで

  • 夕方以降はNG(夜の寝つき悪化)

5️⃣ 光を使う

  • 朝、起きてすぐ太陽光を浴びる
    → メラトニンのリズムが整い、夜眠りやすくなる


睡眠負債のセルフチェック

  • 休日に2時間以上寝過ぎてしまう

  • 昼間にカフェイン無しでは持たない

  • 会議・授業・電車で寝落ちしやすい

  • ベッドに入ったら5分以内に寝てしまう(実は寝不足サイン)

 

睡眠負債(ただの寝不足)と睡眠障害は、症状が似て見えるため区別がつきにくいです。


睡眠負債 vs 睡眠障害

「睡眠時間を確保すれば改善する」→ 睡眠負債の可能性が高い
「十分に寝ようとしても眠れない/寝ても改善しない」→ 睡眠障害の可能性が高い


1. 睡眠負債の特徴

◆ 改善しやすい

  • 休日に長く寝るとスッキリする

  • 1週間ほど意識して多めに寝ると体調が戻る

  • 寝る時間を増やすと日中の眠気が改善する

◆ 寝つきは良いことが多い

  • 布団に入るとすぐ眠れる(5分以内に寝落ちは寝不足サイン)

◆ 原因はほぼ「生活習慣」

  • 仕事やゲーム・スマホで寝る時間が遅い

  • 早朝起きが続いた

  • 不規則勤務


2. 睡眠障害の特徴(見分けポイント)

① 頭は疲れているのに「眠れない」

  • 寝床で2時間以上眠れない

  • 夜中に何度も目が覚める(4回以上)

  • 早朝に目が覚めてそのまま眠れない
    → **不眠症(入眠・中途・早朝覚醒)**の典型

② たっぷり寝ても日中の眠気が治らない

  • 8時間以上寝ても眠気や倦怠感が続く
    睡眠時無呼吸症候群・ナルコレプシーなどの可能性

③ いびき・呼吸停止を他人に指摘される

→ 無呼吸症候群を疑う重要サイン
(本人は気づかないことが多い)

④ 寝ている間の異常行動

  • 大声を出す

  • 寝ながら歩く・暴れる
    → レム睡眠行動障害(RBD)・睡眠時遊行症など

⑤ 寝る前に脚がムズムズ・動かしたくなる

むずむず脚症候群(RLS)

⑥ 強い眠気の「発作」が突然くる

ナルコレプシーの典型

⑦ 睡眠改善を2〜4週間試しても改善しない

→ 原因が体内リズムや疾患にある可能性


3. 自分でできる簡単な判別方法

2週間テスト

  1. 毎日 普段より+30〜60分長く寝る

  2. 起床時間を固定する

  3. 15〜30分の昼寝はOK(夕方以降NG)

➜ 良くなった場合

睡眠負債の影響が大きい

➜ 変わらない / むしろ悪化

睡眠障害の可能性が高いため受診推奨


4. 受診を考えるべきサイン

  • 日中の強烈な眠気で仕事や運転に支障

  • いびきが大きい or 呼吸が止まっていると家族に言われる

  • 夜中に何度も目覚める

  • 不眠が3週間以上続いている

  • 抗不安薬やアルコールなしでは眠れない

  • 寝不足ではないのに気分の落ち込みが強い

 

睡眠負債や睡眠障害は、メンタル不調(うつ・不安・ストレス過多など)と非常に密接に関係しています。


【結論】睡眠とメンタルは“相互作用”する

  • 睡眠不足 → メンタル悪化

  • メンタル不調 → 眠れなくなる

この悪循環が続くと、短期的なストレスから本格的な精神疾患へ進むこともあります。


① 睡眠負債がメンタル不調を引き起こす理由

1. 脳の感情制御が弱くなる

睡眠が足りないと、扁桃体(不安・恐怖を感じやすい部分)が過剰に反応し、
イライラしやすくなる・不安が増える・落ち込みやすい などの変化が起きる。

2. セロトニンが低下しやすい

睡眠不足はセロトニンの働きを弱め、
気分の安定が崩れ、うつ気分が出やすくなる。

3. ストレスホルモン(コルチゾール)が増える

結果として、

  • 常に緊張し続ける

  • 疲れが取れない

  • 不安が強くなる
    などメンタル不調の症状が増える。

4. 思考がネガティブに偏る

睡眠が足りないと、脳は「危険・不安・失敗」に敏感になり、
些細なことで落ち込む・怒りっぽくなる・自己否定が強まる という変化が出る。


② メンタル不調が睡眠に悪影響を与える理由

1. 不安 → 入眠障害

考え事が止まらず、布団に入っても眠れない。

2. うつ状態 → 早朝覚醒・中途覚醒

深夜に何度も目が覚める、朝4〜5時に起きてしまう。

3. 自律神経の乱れ → 浅い睡眠

寝ても疲れが取れない、悪夢が増える、寝汗がひどいなど。


③ よく見られる「メンタル × 睡眠」の悪循環

  1. 忙しい・ストレスたまる

  2. → 眠りが浅くなる

  3. → 日中の集中力・気力が低下

  4. → 仕事や日常でミスが増える

  5. → 自信が下がり不安が強くなる

  6. → 夜に考え込んで眠れなくなる
    悪循環でどんどんメンタルが弱る


④ 具体的にどんなメンタル症状に結びつきやすい?

◆ 不安症・パニック

睡眠不足 → 自律神経が乱れ、動悸・胸苦しさ・不安増大。

◆ うつ病

特に中途覚醒・早朝覚醒が続く場合は強い関連あり。

◆ 適応障害・ストレス反応

睡眠が削られると、ストレス耐性が著しく低下。

◆ 注意力低下・ADHD様症状

睡眠負債で集中力・記憶力が落ち、
「自分はADHDかも?」という状態になる人も多い。


⑤ 睡眠を整えるとメンタルが改善しやすい理由

  • 感情のブレーキ役(前頭前皮質)が回復

  • セロトニン・ドーパミンが安定

  • ストレスへの反応が穏やかになる

  • ネガティブ思考が減る

  • 疲労感・倦怠感の改善

結果として
不安・落ち込み・焦り・イライラが大幅に減る。


⑥ メンタル不調を疑うべきサイン

  • 寝れば改善すると思ったのに、改善しない

  • 朝の絶望感・やる気の喪失感が強い

  • 眠れても倦怠感が続く

  • 極端にネガティブな思考が増えた

  • 夜になると不安が悪化する

  • 2週間以上この状態が続く

※これは睡眠だけではなく、メンタル面の治療が必要なサイン