NTTドコモは12月5日、dアカウントの認証方式の一部を2026年5月ごろに終了し、新たに国際標準規格に基づくパスキー認証への移行を進めると発表した。
終了するのは、パソコンなどでログイン操作を行った際、スマートフォンの「dアカウント設定アプリ」にプッシュ通知を送り、その承認によってログインを許可する方式で、今後はこの仕組みを利用できなくなる。
ドコモは、今回の変更が影響するのは、このプッシュ通知による認証を普段から利用している利用者に限られるとしている。一方で、「いつもパスキー設定」を利用していない利用者については、そもそもIDとパスワードやネットワーク暗証番号など、従来のログイン方法を使っている場合が多く、プッシュ通知による認証自体を利用していないと説明している。このため、こうした利用者には影響がなく、これまで通りの方法でサービスを利用できるという。
パスキー認証は、生体認証や画面ロックを用いてログインできる国際標準の仕組みで、通知に依存せず、端末内の秘密鍵を使って本人確認を行う。従来のプッシュ通知による認証とは技術的に異なる方式で、より安全で一貫したログイン体験の提供につながるとしている。
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