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美濃市長選挙は新人3名の戦い!11月2日投票 岐阜県

2025/10/29

選挙ドットコム編集部

選挙ドットコム編集部

10月26日に告示された美濃市長選挙には、自由民主党が推薦する渡辺暁典(わたなべ・あきのり)氏(51)、篠田啓介(しのだ・けいすけ)氏(54)、Mさんこと宮島大輔(みやじま・だいすけ)氏(39)の無所属新人3名が立候補しました。投開票は11月2日に行われます。

現職の武藤鉄弘氏の辞職に伴い実施される今回の美濃市長選挙は、子育て・教育への支援策、市が運営する乗り合いタクシーを含めた地域の交通インフラの改善策などが争点と考えられます。

介護職や介護事業所経営などを経て、美濃市議会議員を務める 渡辺氏

渡辺氏は仙台大学体育学部体育学科卒業。2016年に中部学院大学大学院人間福祉学研究科修士課程を修了しました。医療法人翠十字杜都中央病院の介護職、アースサポート株式会社の所長兼介護支援専門員(ケアマネジャー)を経て美濃市に転居し、株式会社ウィズダムに入社し代表取締役に就任しました。岐阜市内で訪問介護事業所「にじむすび」を開業し、後に株式会社にじむすびを設立。2023年の美濃市議会議員選挙で初当選しました。

渡辺氏は以下の政策を掲げました。

○若者定住・人口減少対策
子育て支援の強化
18歳までの医療費無償化、出産祝い金制度を第一子にも適用、病児保育の導入推進、子育て世帯への家賃補助・子育て支援住宅補助の拡充

不妊治療中の方への助成制度拡大
教育環境の整備
子どもたちが、良好で質の高い学びを受けられる教育環境の整備

交通空白地域対策
地域ライドシェアサービスの導入、のり愛くんの利便性向上

美濃市への移住促進
移住後の雇用確保と地域コミュニティ参加プログラムの実施

○医療・福祉の地域完結型ネットワーク
美濃病院をコアとした、高度な地域医療体制を構築し、市民の健康維持と増進を図る

国が推進する高齢者シェアハウスを市内に整備し、地域密着型の暮らしを提供

「在宅医療・看取り支援センター」の設置で在宅療養の安心体制を構築

高齢者と障がい者が同じ施設で支援を受けられる共生型拠点の拡充

介護支援専門員(ケアマネジャー)の更新研修補助金制度を創設し、地方地域で深刻化しているケアマネ不足の解消を支援

認知症対策の強化

認知症初期集中支援チームの拡充、地域住民向け認知症サポーター養成、認知症カフェや交流拠点の増設による早期発見・社会参加促進

医療的ケア児者への支援拡大
医療的ケアが必要な障がい者やその家族への相談や支援を拡大、特定医行為の研修費用の補助

逆介護保険制度の導入
要介護認定が軽度化した利用者への支援事業所への補助

○産業・観光の融合戦略
美濃和紙の国際ブランド化と海外販路拡大

体験型観光(和紙、うだつの町並み、アウトドア)の一体的プロモーション

美濃市の主要産業(金属加工業・プラスチック加工業)の高度化支援

設備更新補助、販路開拓支援、人材育成プログラム

小規模事業者のデジタル販売支援と企業誘致

○防災・減災・安心インフラ
水害に強い街づくり
ゲリラ豪雨・線状降水帯による内水氾濫を防止するための、雨水排水路や貯留施設の整備

防災拠点事業(美濃市運動公園内)
災害時における中核拠点機能を備え、災害対策本部として対応できる拠点を整備
平常時は、防災訓練・学習・スポーツ利用を通じて、市民の防災力と健康づくりを推進

長良川の遊水地事業
氾濫リスク低減のための遊水地整備と自然環境保全の両立

木造密集地の防火改修補助と防災井戸・マンホールトイレの全地区整備

災害時における福祉避難所の強化

○行財政改革
20年後を見据えた堅実財政の構築

企業誘致による税収拡大、公共施設の複合化と維持費削減による財政健全化

公務員の働き方改革
業務効率化・DX推進・メンタルサポート体制強化で離職率を低減

ふるさと納税の拡充対策
返礼品の魅力向上、地域事業者との連携強化、体験型・寄付者参加型の返礼企画の導入で寄付額を増加させ、市の財源確保と地域経済活性化を両立

美濃市総務課長、選管事務局長等を務める 篠田氏

篠田氏は神奈川県相模原市出身、愛知大学経営学部卒業。美濃市に入庁し、総務課長、選挙管理委員会事務局長等を歴任しました。

篠田氏は以下の政策を掲げました。

地域の活性化
・稼ぐ行政を推進します 新たな財源確保をし、市民サービスを充実させます
・市民の皆様との対話を重視した市政をつくります
・美濃市独自の物価高騰対策である市民税5%減税の実現をし生活を守ります

まちづくりの推進
・各地にある伝統文化の維持し次世代に継承します
・関係人口施策を強化し、移住定住・人口減少対策につなげます
・観光、まちづくり、交通など様々な分野を融合し新たな美濃市を創造します

教育の推進
・社会課題を発見し、解決に向けて挑戦する知識、能力、態度を育む教育を推進します
・使われなくなった校舎の再利用を考えます
・楽しさや感動を育む、文化・芸術事業を推進します

産業の活性化
・美濃市への就職支援、人手不足解消など、雇用対策事業を拡充します
・地域と共存できる企業を誘致します
・農林業のブランディング化による販路拡大と遊休農地解消施策を推進します
・産官学連携事業をさらに推進し、産業の活性化を推進します

公共交通の再構築
・のり愛くんをもっと予約を取りやすく、利便性を向上させます
・長良川鉄道を沿線の市町と一緒に考え再検討します
・のり愛くん75歳以上無料化を実現します

健康・福祉の充実
・必要な時に必要な医療を受けられる環境を整えます。高校生医療費無償化の実現。
・誰もが受けやすい歯科検診を実施します
・健康づくり活動を推進します

防災
・新たな防災情報の提供の拡充
・地域防災力、防災意識の向上を皆様と一緒に推進します
・中濃消防組合と連携を密にし、地域を守る体制を堅持します

株式会社マクロズCEOを務める 宮島氏

宮島氏は美濃市出身。現在は株式会社マクロズCEOを務めています。

宮島氏は今回の美濃市長選挙に立候補するにあたり、以下のように述べています。

私の目的は当選ではなく『公平な選挙の可視化』です。

報道されている「現市長による渡辺候補への便宜供与の疑義」は、専門家も問題視しています。

市民への説明責任が果たされないまま選挙が進むことに、私は強い危機感を覚えています。

私の立候補は、この重大な「疑義」について、市民に代わり説明を求めるためです。

1. 武藤現市長へ
任期最終日(10/31)までに記者会見を開き、事実説明を強く要求します。

2. 渡辺候補へ
この問題への明確な見解と、市民への説明を強く要求します。 

市民が十分な情報を得て、公正な判断ができる選挙を願っています。

私は難病治療で入院中のため、選挙活動はSNSのみで行い、発信は全てオープンにします。

当選が目的ではないため、供託金の没収も受け入れています。

この行動が「市民が美濃市の政治と選挙のあり方を考えるきっかけ」となることを願います。


岐阜県美濃市長選挙 11月2日投票 立候補者一覧はこちら>>


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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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