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Ad Exchange への直接アクセスを設定する

Google Mobile Ads SDK は、Ad Exchange プロパティを使ったアプリの収益化に対応しています。このガイドでは、Ad Exchange でサポートされているすべての広告フォーマット向けにアプリを設定する方法について説明します。

前提条件

前提条件を満たす
Google Mobile Ads SDK 用にアプリを設定します。

Ad Exchange にアクセスできるようにアプリを設定する

アドマネージャーアプリ ID（アドマネージャーの管理画面で識別される）を、<meta-data> タグを使用して android:name="com.google.android.gms.ads.APPLICATION_ID" とともにアプリの AndroidManifest.xml ファイルに追加します。android:value には、ご自身のアドマネージャーアプリ ID を引用符で囲んで挿入します。

<manifest>
    <application>
        <!-- Sample Ad Manager app ID: ca-app-pub-3940256099942544~3347511713 -->
        <meta-data
            android:name="com.google.android.gms.ads.APPLICATION_ID"
            android:value="ca-app-pub-xxxxxxxxxxxxxxxx~yyyyyyyyyy"/>
    </application>
</manifest>

また、上記のように <meta-data> タグを追加しなかった場合、次のメッセージが表示されてクラッシュします。

Missing application ID.

次に、Google Mobile Ads SDK を初期化して、表示する広告フォーマットを選択します。これ以降は、Ad Exchange から広告を読み込む方法について、バナーフォーマットを実装します。Google Mobile Ads SDK でサポートされているすべての広告フォーマットに同じ手順を適用できます。

Ad Exchange から広告を読み込む

アプリでは、広告ユニット ID の代わりに、末尾にスラッシュが付いた Ad Exchange のウェブプロパティコードを使用できます。

たとえば、次のように Activity のレイアウトに AdManagerAdView を配置してバナー広告を読み込むには、次のようにします。

# main_activity.xml
...
  <com.google.android.gms.ads.admanager.AdManagerAdView
      xmlns:ads="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
      android:id="@+id/adManagerAdView"
      android:layout_width="wrap_content"
      android:layout_height="wrap_content"
      android:layout_centerHorizontal="true"
      android:layout_alignParentBottom="true"
      ads:adSize="BANNER"
      ads:adUnitId="ca-mb-app-pub-5629679302779023/">
  </com.google.android.gms.ads.admanager.AdManagerAdView>

上記のように Ad Exchange のウェブプロパティコードに末尾のスラッシュを追加しないと、広告リクエストエラーが発生し、次のメッセージが表示されます。

Invalid Request. Cannot determine request type. Is your ad unit id correct?

Ad Exchange のウェブプロパティコードを広告ユニットに変換することもできます。その後、アドマネージャーの管理画面から Ad Exchange タグを生成してアプリにコピーできます。生成されたタグには、Ad Exchange のウェブプロパティコードと、その後にスラッシュを付けずに子孫の広告ユニット ID が続く必要があります（例: ca-mb-app-pub-5629679302779023/banner）。

または、プログラムで AdManagerAdView を作成することもできます。

Java

AdManagerAdView adView = new AdManagerAdView(this);

adView.setAdSizes(AdSize.BANNER);
adView.setAdUnitId("ca-mb-app-pub-5629679302779023/");

// TODO: Add adView to your view hierarchy.

Kotlin

val adView = AdManagerAdView(this)

adView.adSizes = AdSize.BANNER
adView.adUnitId = "ca-mb-app-pub-5629679302779023/"

// TODO: Add adView to your view hierarchy.

AdManagerAdView を配置したら、AdManagerAdView クラスの loadAd() メソッドを呼び出して、広告イベントを使用して広告の動作をカスタマイズできます。

これで完了です。これで、アプリで Ad Exchange からバナー広告を読み込んで表示できるようになりました。

また、Ad Exchange ウェブプロパティを使用して、Ad Exchange から他の広告フォーマットを読み込んで表示することもできます。手順については、

（ヨーロッパの承認済みパブリッシャー様のみ）最小価格を追加する

「最小価格」機能のリクエストを送信できます。

承認されたら、広告リクエストに pubf パラメータと pvtf パラメータを使用して、公開最小価格または非公開最小価格を含めることができます。次のコード例で、「123」をマイクロ単位での最小価格とネットワークのデフォルト通貨にそれぞれ置き換えます。マイクロ単位の適用例: デフォルトの通貨が USD の場合、「6000000」を入力すると 6.00 ドルに相当します。

Java

Bundle extras = new Bundle();
// Public floor parameter.
extras.putString("pubf", "123");
// Private floor parameter.
extras.putString("pvtf", "123");

AdManagerAdRequest request = new AdManagerAdRequest.Builder()
    .addNetworkExtrasBundle(AdMobAdapter.class, extras)
    .build();

Kotlin

val extras = Bundle();
// Public floor parameter.
extras.putString("pubf", "123");
// Private floor parameter.
extras.putString("pvtf", "123");

val request = AdManagerAdRequest.Builder()
    .addNetworkExtrasBundle(AdMobAdapter::class::java, extras)
    .build();