前回
書くことがたくさんある気がしていてどこから何を書いていいのかわからない。
普段あまりこういう事は書かないのですが、思った以上に良いカンファレンスになったな・・と思ってます。反省点は山程ありますし、やらかしもたくさんあるんですが、それでもこの良さは両立するな、という気分です。自分は何もうまくやっていないのに「なんか気づいたら想定以上の状態になっててみんなすごい・・」という感じです。すごいですね。
みんなという抽象度高すぎてなんだかふわっとしてしまうわけですが、スタッフ(コアスタッフ、当日スタッフ、NOCの皆様)だけでもないしスピーカーの皆様だけでもないしスポンサーの皆様だけでもないしイベントブースの方も来場者の方々も・・・となるともうみんなとしか言えないというのが学びポイントです。
BrendanGreggさんが来ました
BrendanGreggを呼んだ!というとなんだか自分がやったみたいな感じであれなんですが、もちろんそんなことはなく、こちらも協力頂いた皆様のおかげで実現しました、本当にありがとうございます。人生の目標が一つ達成されました。
基調講演で話して頂くだけではなく、自分含め参加者との交流を取っていただいてホスピタリティが素晴らしくありがたさに感動しました。
サイン会は電子書籍OKにしたのですが大半の人は物理本を持っていて、初版から原著までバリエーションがあり、こんなに様々な詳解システムパフォーマンスが一堂に会することは二度とないんじゃないかと思います、全部で何キロあったんでしょうね。自分は初版とBPF Performance Toolsをそれぞれ持って二版を紙で追加購入しました。
講演の内容、(単なるファン的な話はさておき) SRE NEXTという場に呼ぶことの狙いについては一応少し思惑があり、現状のコンテナ隆盛の時代において複雑なパフォーマンスの問題の調査を素早く行うためにはこれ(ツール、メソドロジ)が必要である、という視点は良いディスカッションのもとになるんじゃないかと思うなどしていました。
Brendan Gregg 氏による基調講演です👑https://t.co/nqqtzfUyPF#srenext pic.twitter.com/ExDQfyJ7aw
— SRE NEXT (@srenext) 2025年7月11日
ディスカッションイベント「Talk NEXT!」
インタラクティブなコンテンツやりたい、ワークショップとか、みたいな話をしていましたがこの形になりました。
一応形式的にはSREconのディスカッショントラックを参考にして、Breakout Group Discussionの形式を4テーマ同時にやろう、ということ説明スライドなどもせっせと作ったんですが(そして実際その通りに進行はしていただいたんですが)気づけば人はたくさん参加しているし、ルール説明もそこそこに練度の高い参加者自身がいい感じに進行していてなんだこれはすごいな、と感動しました。
馬場さんがはやくもオブザーバビリティのところを書いてくださっております。
今回やや控えめな開催にしているのは意図していてカナリーリリース的な思惑もあったんですが、やってみた結果もっと踏み込んでも全然いけたな、と思いました。
スピーカーディナーイベント
公募セッション(30分)のスピーカー、ゲストスピーカーの方々を招いてコアスタッフとクローズドなディナーイベントを初開催しました。
実施タイミング的に正直負荷もあるものの、スピーカーの目線でもスタッフの目線でも持続性の観点で良いんじゃないかと思い今回初開催してみました。自分としては大変よかったと思っているのですが、参加された方の感想をきいてみたいなーと思います。
スタッフ
プログラムとディスカッションイベントのことを主にやりつつ、英語圏サポートを少しいい感じにする対応などをやったりしてました。
招待講演の方は川崎さんはじめチームメンバーのみなさんのおかげで、なんと打診させて頂いたみなさますべてに快諾頂き(調整ありがとうございます本当に)ました。
おかげさまで多様で豪華なセッションにになり最高でした。
CfPは例によってめちゃ大変だったんですが、応募された方も大変だったと思います(ありがとうございます)。今回クロージングでも少しお話した通り大枠のフレームワークは踏襲しつついくつか変更を加えました。
地味にメール送信まわりを改善したり、受付のSlack通知を改善したりと多少コード書いて成果があがったのはよかったですね。
Co-Chair
人はチェアになったからといって急に練度があがるわけじゃないのだけど、ある程度ロールが人をつくるみたいなところもありますね・・、ということでなんとかやってた1年でした。
チェアとしての責務は意思決定が多めになるので、「SRE NEXT自体の持続性の観点ではどうか」を一つの基準としてアレコレ考えて判断する、わからんことは積極的におまかせしよう、方針はなるべく言語化しよう、のスタンスでやってきました。
おかげさまで(本当におかげさまで)2歳児(途中で3歳になったけど)がいてもチェアは一応できる、ということで実績解除したと思います(いやこれ皆それぞれ家庭の事情はありますし特段大変アピールするのもあれなんですが個人としてはそれなりにやはりいろいろありはするのでー、という)。
開催一週間前に胃腸炎が発覚した時は一瞬死を覚悟したけどなんとかなりました。よかったですね。
Co-Chairの部分は個人的にめちゃ重要でこれはちょっと一人は無理でした、前チェア陣からのフレームワークの受け継ぎと渡部さんとの分担でどうにかなりましたね。
#srenext 2025が終わったので、24のChairとしての仕事が無事終わりましたー
— Shota Tsuge (@shotaTsuge) 2025年7月14日
24では、今後も #srenext が継続できる体制を整えることを裏ミッションとして掲げていたので、無事引き継がれているの見届けられて良かったです!そして、 @brendangregg 氏の来日登壇が実現出来たことは感慨深いです。 pic.twitter.com/uxI6xO2zNE
人ってこんなに感謝の気持ちが出るだってくらい感謝の気持ちしかないです
いやそうなりますよね、と言いつついったん締め、登壇の話はまた別で書きます。