世界がどんどん不安定になっていることが気になります。かといって軍を増強することばかりではだめでしょう。まずは外交の努力が大事。政治家の発言を聞いていると、心配になります。勇ましい言葉、危機を煽るような振る舞い。日本はかつてたどった道に再び踏み込むような気がします。ではそうすればいいのか。いい本を見つけました。軍事の専門家小泉悠さんと護憲派が語り合う安全保障。軍備増強一辺倒ではなく、非武装中立でもない。解決の糸口がありそうです。そういう組み合わせの話を聞いてみたかった。以下が目次です。 まえがき 「みんな」でない「みんな」で語り合った記録 問題提起 ウクライナ戦争から考える日本の安全保障 1 安…