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緊急時の誤情報に対応するポリシーを新たに制定しました

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火曜日, 2022年5月24日火曜日

世界中の人々が、信頼のおける情報をリアルタイムで入手するためにTwitterを利用しています。特に武力紛争、大規模な自然災害、公衆衛生上の緊急事態や危機的な状況においては、確かな情報源から発せられた信頼性の高い情報やリソースにアクセスできることが何よりも重要となります。

5月19日、Twitterは緊急時、危機的な状況における誤情報に対応する、新たなポリシーを制定しました。危機的な状況下で信頼のおける情報が利用者に提供されるよう促進する、Twitterの取り組みの指針となるグローバルポリシーです。こうした危機的な状況においては、誤解を招く情報が人々の信頼を損ない、不安な状況にあるコミュニティにさらなる被害をもたらす可能性があります。

Twitterは今後、このような状況下においても人々が信頼のおける 情報にアクセスできるよう、誤解を招くコンテンツ、特に深刻な被害につながる恐れのあるコンテンツの拡散をこのポリシーに従って防いでいきます。

※Twitterの誤情報に対する取り組みはこちらもご覧ください

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ウクライナ侵攻に関する情報から適用

Twitterのチームは昨年より、世界各国の専門家や人権保護団体の意見を参考にしながら、危機的な状況において偽情報、誤情報にいかに対応するべきかの枠組み作りを進め、今回のポリシーの制定に至りました。

Twitterはこれまでも、Covid19やウクライナ侵攻など、世界各地で危機的な状況が発生した際にはポリシーや製品を通じて様々な対応を行ってきました。本ポリシーはそれらを補完するものとして適用されます。

現在、ウクライナにおける戦争は深刻な実害をもたらしながら激化しており、Twitterはこの戦争に関する誤解を招く情報を減らすことが最も重要だと考えます。そこで本ポリシーは、まずは国際的な武力紛争に係る状況から適用を開始し、特にウクライナ侵攻に焦点を当てます

Twitterは、本ポリシーを展開するにあたり、生命、身体、健康、および基本的生活の維持に対し広範にわたり脅威が及ぶ状況を「危機的な状況」と定義していますが、これは、国連が定める人道的危機およびその他の人道的基準の定義と一致するものです。

今後もアプローチを拡大しながら、国連機関間常設委員会(IASC)の緊急対応に関するフレームワーク、およびその他のグローバルな人道支援のフレームワークに基づき、緊急性の高い危機的な状況にグローバルで対応していきます。

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具体的な対応について

危機的な状況においては、会話の流れが非常に速くなり、多様なフォロワーを持つアカウントから発信されるコンテンツの閲覧数やエンゲージメントが高まる傾向にあります。Twitterは今後、本ポリシーに抵触するコンテンツについて、ホームタイムライン、検索を含むプラットフォーム全体で、拡散や推奨は行いません。また、政府および国家当局関係メディアのアカウント、認証済みアカウント、政府公式のアカウントなど注目度の高いアカウントからのツイートや、非常に人気を集めているツイートには、優先的に警告を表示します。

このポリシーに基づき、以下に示すような誤解を招くコンテンツがオフラインでの被害(人道的取り組みへの攻撃や悪影響など)を拡大する恐れがある場合、強制措置を講じます:

  • 虚偽の報道や出来事の報告、または紛争の進展に伴う現地の状況を誤って伝える情報
  • 武力行使、領土侵略、武器使用に関する虚偽の主張
  • 特定の集団に対する戦争犯罪や大量虐殺に関する明らかに虚偽または誤解を招くような主張
  • 国際社会の反応、制裁、防衛措置、または人道的活動に関する虚偽の情報

ツイートが誤解を招くかどうかを判断するために、私たちは、人道的および紛争監視の活動に従事する組織など、信頼性があり、オープンに利用可能な資料を参照します。強い主張、反証や事実確認のための取り組み、個人的な話や当事者のアカウントなどは、ポリシーの適用対象に含まれません

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公益性を考慮し警告を表示

「危機的な状況において誤解を招く情報に関するポリシー」に違反するコンテンツには、警告文が表示されます。

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違反ツイートを表示するためには警告文をクリックする必要があり、また、そのコンテンツはホームタイムラインや検索画面を含むTwitter全体において拡散または推奨されることはありません。さらに、「いいね」「リツイート」「共有」は無効となり、Twitterの取り組みの詳細情報へのリンクが表示されます。本ポリシーに繰り返し違反した場合は、ストライク制を導入し、さらなる強制措置が必要かどうかを判断します。

Twitterは、単にコンテンツを放置したり削除したりすることだけがコンテンツの適正化につながるとは考えていません。違反の深刻度に応じた対応を確実に行うため、強制措置の選択肢を拡大しました。違反コンテンツの拡散・推奨をしないこと、ラベルを表示して文脈を追加すること、そして深刻な場合にはエンゲージメントを減らすことなどが、コンテンツの拡散と可視性を大規模かつ迅速に縮小させる最も効果的な手段であることがわかっています。私たちはツールを活用して会話をサポートすることで、利用者の皆様から引き続き信頼いただくことを目指しています。ウクライナ侵攻に関しては、これまでにラベル付けされたコンテンツのリーチが30%削減するなど、このアプローチが一定の効果をあげています。

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今後の取り組み

今回の取り組みは、特に国際的な武力紛争に焦点を当てていますが、今後もこのポリシーを更新して他の危機的な状況にも拡大していく予定です。 

Twitterは、アフガニスタンエチオピアインドで起きた人道的危機や、現在のウクライナ侵攻に対して行っている継続的なアプローチなど、危機的な状況において有害なコンテンツが増幅されず、信頼できる情報やリソースが提供されるように、多くのツールを活用しています。このポリシーはこれらの状況における他のポリシーや製品を補完するものです。Twitterはその過程で学んだことを、今後もみなさんに共有していきます。

緊急時の誤情報に関するポリシーの詳細につきましては、ヘルプセンターのページをご覧ください

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