フジテレビは28日、中居正広氏と元アナウンサーの女性への対応など、一連の問題で適切な対応を怠ったなどとして、港浩一元社長ら元幹部2人に対して、50億円の損害賠償を求める訴えを起こしました。 発表によりますと、フジテレビは28日、港元社長と大多亮元専務の2人に対してあわせて50億円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。 2人はおととし6月、中居氏と元アナウンサーの女性との間の問題について報告を受け、重大な人権侵害の可能性がある事案だったにもかかわらず、事実関係の調査や原因の分析、そして適切な対策の実行などを怠り、これらが取締役としての善管注意義務に違反しているとしています。 一連の問題を受けて多くの企業がコマーシャルの放送を見合わせるなどした結果、会社はことし6月末までに453億円あまりの損害を被ったということで、この一部として、50億円の支払いを求めています。 フジテレビは