「夏休みはなくてよい」〜物価高騰が困窮子育て家庭を直撃 竪場勝司 困窮家庭の子どもたちの支援活動を続けている認定NPO法人キッズドア(渡辺由美子理事長/写真)が6月26日、東京都内で記者会見し、困窮子育て家庭向けに実施したアンケートの結果を発表した。小中学生の子どもを抱える保護者に「夏休みの長さ」について尋ねたところ、「今より短い方がよい」と「なくてよい」を合わせた回答が6割を占めた。給食がなく、子どもが家にいることにより、生活費の負担が重くのしかかっているとみられる。また、物価高騰が続くことで、困窮家庭の生活がますます苦しくなっている実態も明らかになった。 「夏休みはなくてよい」が13% アンケートはキッズドアの支援を受けている家庭の保護者を対象に、インターネットを利用して今年5月下旬から6月初旬にかけて実施、1821人から回答があった。回答者の9割が母子世帯で、世帯の年間所得は200万