トヨタ自動車はことし12月に発売する主力のハイブリッド車「プリウス」の新型車について、燃費が最もよいタイプでガソリン1リットル当たり40キロと、国産車では最高の燃費になる見通しであることを明らかにしました。 現在、国内で販売されている乗用車の燃費は、トヨタの「アクア」とスズキの軽自動車「アルト」の37キロが最高ですが、新型プリウスはこれを上回る見通しです。新型車の開発を担当した豊島浩二チーフエンジニアは、「世界的に見るとハイブリッド車はまだ普及しておらず、新型車によってグローバルでハイブリッド車を普及させていきたい」と話しています。 トヨタは新型プリウスを国内でことし12月に発売し、来年以降アメリカやヨーロッパなどで順次投入する計画で、燃費性能を巡る自動車メーカーの競争はさらに激しくなりそうです。