1.はじめに 参政党の憲法案について、前回の記事では書ききれなかった重要な問題点がありましたので、2点だけトピックの追加で説明しておきます。 それは、①参政党の案では同じ日本人(日本国民)の内部に深刻な差別や亀裂が生じ、国民統合が破壊されること、②参政党の案は天皇を政治抗争の中に巻き込み、天皇・皇室を危機にさらすこと、の二点です。 では、具体的に説明しましょう。 2.参政党の憲法案で、日本人同士に亀裂と差別が!!(1)帰化した日本人の孫まで「公務」に就けず差別まず参政党の案では、日本に帰化した人の孫の代まで「公務」に就くことができないようにしています。公務に就くことができないというのは、公務員として任用されず、また被選挙権がないということでしょう。 しかし、そもそも帰化した人も同じ日本人(日本国民)です。 帰化した人を公務から排除すること自体が日本人の中に分断と差別を持ち込むものだと思いま