肝心なのは、3から4までの間をいかにスムーズに行うかということです。特に動作中のプロセスをコピーする瞬間は、どうしても処理を停止せざるを得ません。この停止時間をなるべく短くするために、メモリのコピーはダイナミックに行われます。 プロセスを動かしたままメモリのコピーを行うある程度の分量が移動したらプロセスを停止させ、最後までコピーを行うプロセスが動いている間に書き換えられたメモリを再度転送する このような工夫により、プロセスの停止時間を数秒単位に縮めることができます。実際に試してみましょう。 KVM(qemu)のLiveMigration2台のホストサーバ(転送元と転送先)と共有ファイルシステムとしてNFSサーバを1台用意します。NFSサーバはなんでもOKですが、ホストサーバは同一スペックでなければいけません。転送元のホストを192.168.12.45、転送先ホストを192.168.12.4