オリーブオイルの脂肪分は、その70〜80%がオレイン酸です。オレイン酸は不飽和脂肪酸のひとつで、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、非常に酸化しにくいのが特徴。この酸化しにくいという性質が、老化や生活習慣病の原因といわれる活性酸素の除去に働くといわれています。1人あたり1年間に24リットルものオリーブオイルを食べるギリシャ・クレタ島では、心臓病死亡率が世界一低いというのも、オリーブオイルのヘルシーパワーのおかげなのでしょうか。 ●オリーブオイルの上手な使い方 オリーブオイルには、バージン・オリーブオイルとピュア・オリーブオイルがあります。バージン・オリーブオイルは、オリーブの果実を搾ってこしただけの純粋なもの。化学処理や加熱処理を一切していません。そのなかでも、厳しい条件をクリアしたものをエキストラバージン・オリーブオイルとよびます。香りがよく、油というより調味料とし