「らんま1/2」は90年代の古い漫画だ 初めて読んだときは俺も子どもだった あの漫画の初期に東風先生というキャラがいたのだが、いつしか何の説明も無しに全く登場しなくなった 「聖闘士星矢」で最初主人公のライバルかのように大々的に登場してすぐ消えた邪武というキャラもいたが、そういう「弱体化」でもなく本当に何の前触れも無くただただ消えたキャラだった 「漫画ではキャラクターがそういう扱いを受けることがある」という概念を俺は東風先生で初めて学んだ それから長い年月を経て、その概念に名前があることを知った それが「猿空間」だ 「タフ」ではそういう概念が多く、作者猿渡哲也の名にちなんで、この扱いを受けることを「猿空間送りになる」と呼ぶミームが存在する 悪ふざけの匂いも強い言葉だが、俺としては非常にしっくりくる表現だった 例えるならば、ツンデレという言葉が誕生する以前からツンデレヒロインが存在していたこと