【10月29日 AFP】ロシアで禁止されている反戦の曲を歌ったとして逮捕された18歳のストリートミュージシャンの裁判が28日、首都サンクトペテルブルクの裁判所で開かれた。 「ナオコ」というステージ名で知られるダイアナ・ロギノワさんは、禁止されているロシア人歌手モネトチカの戦争に反対する曲を歌ったことが「軍を貶める行為」に当たるとして、裁判所から3万ルーブル(約6万円)の罰金刑を科された。 ナオコの逮捕を受け、彼女と所属するバンド「ストップタイム」を支持する動画がSNSに多数投稿され、他の若いストリートミュージシャンたちも罰金や収監のリスクを認識しつつ、公然と連帯を表明している。 ナオコと他のバンドメンバー2人は、サンクトペテルブルクの地下鉄駅前での演奏が違法な「大規模集会」の組織にあたるとして、それぞれ約2週間身柄を拘束されたこともある。 裁判を終えたロギノワさんは警察官に付き添われて車で