2013年6月の世界の金融市場は、アメリカの無期限の量的金融緩和政策「QEインフィニティ」が、2014年の中ごろにも早くも終わるかもしれない、というBernanke米連邦準備理事会(FRB)議長の言葉を受けて、大きく揺れ動きました。 アメリカのQEは、今までも、「通貨の切り下げ競争に繋がる」などと、諸外国から批判を浴びて来たことは、2010年のエントリーでも取り上げました。しかし2008年の信用バブルの破綻がもたらした経済危機が、一般的な景気サイクルによるものではなく、いわゆる「バランスシート危機」であった事から、QEは概ね適切な政策であったと、評価されている気がします。 アメリカの金融当局が、緩和政策を収束させるということは、それだけ経済の先行きや、信用危機の後始末の完了に、自信があることの裏付けでもあると言えます。これは世界経済にとって、非常に喜ばしいことであるようにも思えます。 にも
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