AIで最適化する「X3D Turbo Mode 2.0」でRyzen 9 9950X3Dを超活用! GIGABYTEの最上位マザーボードが実現する最強性能
Ryzen X3Dシリーズは、ゲーミングパフォーマンスを引き上げる大容量キャッシュの3D V-Cacheを内蔵し、PC自作、BTO PCの定番CPUの地位を確固たるものとしている。そんなRyzen X3Dに最適化したマザーボードが、GIGABYTEのゲーミングブランドAORUSに新たに追加された。
それが今回じっくり触ってみた「X870E AORUS X3D」シリーズだ。組みやすさを追求したGIGABYTEおなじみの「EZ-DIY」をはじめ、高速DDR5メモリーの冷却ファンギミック「DDR Wind Blade」や、M.2 SSD新型冷却ギミックなど、従来モデルからさまざまなスペック、ギミックが進化している。さらにRyzen CPUのパフォーマンスを引き出すGIGABYTE独自機能の「X3D Turbo」は、Ryzen 9000X3Dシリーズ向けに最適化されたMode 2.0にパワーアップしている。
これまでの「X3D Turbo」は、Ryzen CPUであれば利用可能だが、「X3D Turbo Mode 2.0」はRyzen 9000X3Dプロセッサー向けに最適化されている。Ryzen 7 9800X3D、Ryzen 9 9900X3D、Ryzen 9 9950X3Dの3モデルに特化した内蔵AIモデルとハードウェア回路が、プロセッサーのパラメーターを最適化するという。クリエイティブや、ゲーミングでのパフォーマンスアップには、かなり期待できそうな機能なのだ。
この見どころ満載の「X870E AORUS X3D」シリーズは、GIGABYTEおなじみのオールホワイトカラーモデルのICEをメインに4種類が展開されている。同シリーズの最上位に位置し、今回おもに触っていく「X870E AORUS MASTER X3D ICE」に、ミドルクラスとなる「X870E AORUS PRO X3D ICE」、それにメインストリームの「X870E AORUS ELITE X3D ICE」と「X870E AORUS ELITE X3D」だ。
16+2+2フェーズ電源回路やWi-Fi 7、おもな「EZ-DIY」ギミックを備えたメインストリームモデル「X870E AORUS ELITE X3D ICE」と「X870E AORUS ELITE X3D」
最上位「X870E AORUS MASTER X3D ICE」を眺める
ここからは「X870E AORUS X3D」シリーズ最上位の「X870E AORUS MASTER X3D ICE」をじっくりと眺めていこう。
同シリーズで新たに採用されたバックドリル技術を採用した”8層基板”設計と、22フェーズ
の堅牢な電源回路をはじめ、計5基のM.2拡張
スロットに、次世代無線ネットワークのWi-Fi 7、5ギガビットと10ギガビット有線LANなど、搭載機能は山盛り。さらに、最大9000+MT/sのDDR5メモリー速度に対応するとともに、高速メモリーの冷却を手助けする冷却ファン「DDR Wind Blade」が同梱されている。このように、AMD Socket AM5プラットフォームのハイエンド構成を長く使い続けられるスペックとなっている。